[4]弟優先実母|フラッシュバック。小学生の時から私のものを弟に差し出すように言う母が大切なのは弟だけ

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前回のお話

恋人ケイスケさんと暮らすマサミさんは、ある日弟カズキさんからの電話で、母親への仕送り額を少し増やして欲しいと言われました。カズキさんは自分の息子を塾に行かせることにしましたが、母親に塾代の援助を申し出たものの、母親の生活費を圧迫することを気の毒に思い、姉であるマサミさんからの仕送り額を増やせば母親も喜ぶし、予定通り塾代を母親に支払ってもらえるからという身勝手極まりない理由を当然のように述べ、一方的に電話を切ってしまいました。当然、話を聞いたケイスケさんは混乱します。ところがマサミさんは幼少期から弟を支えるために自分の人生があると母親から言われて育っており、「ごめんね、うちの家族変わってるから」というのみ。自分の家族に巻き込みたくないと言う理由でマサミさんに結婚できないと言われているケイスケさんは、マサミさんに寄り添いつつも、微妙な表情を浮かべるのでした。

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私の人生は母が何より大切にしている弟のためにあった

私ばかりに負担を強いる家族に、「君の人生はどうなるの?」と不信感を募らせるケイスケ。これがごく自然な反応だと思います。うちの家族は少しおかしいのです。私の母が何より大切にしているのは弟のカズキ。それは幼い頃から当たり前のことで、私の人生は弟を支えるためにありました。

「このお菓子もこっちのお菓子も欲しいのぉ~!」と駄々をこねるカズキに、私は「でも300円までって言われたでしょ?」とやさしく言い聞かせます。けれど、どちらも諦めきれないのか、カズキの駄々はますますヒートアップ。「やだやだ~っ」と聞く耳を持たず、その場で泣き出してしまいました。

埒が明かなくなった私は「お母さ~んっ、カズキがわがまま言ってる!」と母に助けを求めます。すると母は「も~仕方ないわねぇ」と困ったようにつぶやき、私に笑顔を向けて「マサミのお菓子を一つ我慢して、カズキの買ってあげて?」と言いました。予想外の返答に、私は思わず固まってしまいます。

「仕方ないでしょ?カズキが欲しがってるんだから」母は、それが当然のことのように言いました。幼いながらも、その言葉が理不尽だと分かった私は、「で、でも私の分は・・・?」と恐る恐る尋ねます。しかし、返ってきたのは「お姉ちゃんでしょ」という、たった一言でした。

「こういう時に自分のものを渡す優しさを身につけなさい?もう5年生なんだから」母にそう言われた私は、胸の奥に湧き上がった感情をぐっと飲み込んで「・・・わかった」と小さくつぶやきました。

自分の人生は、昔から弟のカズキさんを支えるためにあったと話すマサミさん。カズキさんが駄々をこねれば、たいていのことは思い通りになってきました。けれど、その裏にはいつもマサミさんの我慢があります。幼い頃から母親に『お姉ちゃんであること』を強く押し付けられ、負担することが当たり前になってしまったのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

最新のコメント
  • 雪の結晶 より

    この親アタオカだわ、、、

  • あい より

    こういう母親って、弟可愛がってるつもりで、実はダメにしているってわからないのかな。姉ならごまかせても、こういうクセの人って、他人にうっかり調子よく甘えてしまって失敗すると思う。ダメなものはダメって教えておかないと、あとで社会で通用しない。

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