[12]弟優先実母|娘が海外転勤についていくと知り、母と弟が真っ先に気にしたのは自分たちのお金のこと

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前回のお話

恋人のケイスケさんと暮らすマサミさんは、弟のカズキさんから母親への仕送りを増やして欲しいと言われます。なんでも、自分の息子を塾に行かせるために母親に援助を申し出たものの、そうなると母親の生活費が圧迫されるため、姉であるマサミさんにその分を補填してほしいとのこと。当然、話を聞いたケイスケさんは混乱します。ところが、マサミさんにとってこれは当たり前のことでした。思い返せば、マサミさんは幼い頃から我慢させられてばかり。学生時代も母親はカズキさんの希望を優先し、マサミさんのやりたいことは二の次。社会人になってからも、カズキさんの大学進学を支えるために給料のほとんどを回収されていました。転勤によって家族から離れることはできましたが、変わらず毎月15万円の仕送りを送ることを強要される日々。一度は自由に使うお金を確保するために仕送りを減らしたこともありましたが、すぐに気付かれて元通り。マサミさんは搾取される日々が一生続くのかと思うと気が重くなりました。しかし、そんなマサミさんに転機が訪れます。なんと恋人のケイスケさんから「海外転勤についてきてほしい」と言われたのです。

1話目から読む

娘と会えなくなることより、自分たちに入るお金が心配

恋人のケイスケさんから海外転勤の話を聞かされた私。彼のことは大好きだし、ついていきたい気持ちは山々でしたが、どうしても家族の存在が頭をよぎります。そんな私の迷いを察したのか、ケイスケさんは「実家に反対されても良くない?そろそろ僕たち2人の人生を考えてもいいじゃん」と、そっと背中を押してくれました。その言葉を胸に私は時間をかけて考え、ついに自分なりの答えを出したのでした。

「お母さん?いきなりで申し訳ないけど再来週そっちに帰るね」そう伝えると、電話の向こうの母は「あら珍しい・・・分かったわ、カズキたち家族も呼んでおくわね」と言いました。私から帰ると言い出したのがよほど意外だったのか、母は電話を切ると「・・・どういうことかしら?」と少し戸惑った様子でした。

それから2週間後、私はケイスケさんを連れて実家へ帰りました。「初めまして、マサミさんとお付き合いをさせていただいているヨシダケイスケと申します」ケイスケさんはそう言うと、深く頭を下げました。「え!?姉ちゃん彼氏いたの!?」まさか恋人を連れてくるとは思っていなかったのか、母もカズキも目を丸くして驚きます。

「実は、マサミさんと結婚したいと考えています」ケイスケさんが真剣な表情でそう告げると、カズキはからかうように彼を指さし「え~!?姉ちゃんと結婚したいの~!?物好き!ウケる!」と大笑い。あまりにふざけた態度に、義妹が「ちょっとやめなよ、そんな言い方・・・」と慌てて止めに入ります。

ケイスケさんは、カズキのからかいに動じることなく続けました。「・・・それで急な話ですが、僕が海外転勤を控えておりまして、マサミさんには仕事を辞めてついてきて欲しいと思っているんです」するとその言葉を聞いた母とカズキは、「え」と言葉を失い固まってしまいました。

すると2人は一気に顔色を変え、「は?何それ?じゃあ今後の援助はどうなるのよ?」「リュウの塾代払うって言ってたじゃん?ケイスケさんが代わりに払ってくれんのかよ!?」と私たちに詰め寄ります。私と簡単に会えなくなることよりも、真っ先に気にしたのは自分たちのお金のこと。家族のみっともない姿をケイスケさんに見られてしまい、私は恥ずかしさに耐えきれず、思わずうつむいてしまいました。

「マサミさんには仕事を辞めて、僕についてきてほしいと思っています」ケイスケさんのその言葉を聞いて母親とカズキさんがまず気にしたのは、マサミさんと簡単に会えなくなることではなく、自分たちのお金のことでした。まるでマサミさんをお金を運んでくる存在としか見ていないかのような態度に呆れてしまいますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

最新のコメント
  • 応援しているよ より

    カズキを支えるためにあなたの人生はあるのではないです。
    カズキをこれ以上ダメにしたくなかったら、突き放すべきです。最終的に奥さんが困ると思います。
    大丈夫。お母さんがいなくても、ダメ弟がいなくても、
    家族が認めてくれなくても、彼と私たちはあなたを認めているよ。応援しているよ。
    あなたが幸せになってください。

  • H.K より

    はい、残念〜!!、弟君。
    今後は塾代は、弟君がバイトで母親はパートで協力して稼いで下さい。
    そして、今まで頼り過ぎた姉にちゃんと謝罪して下さい。

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