娘の結婚よりも大切なのは、仕送りが止まること

ケイスケさんと結婚して海外転勤についていく。その言葉を聞いて母とカズキが真っ先に気にしたのは、私と会えなくなることではなく、自分たちに入るお金のことでした。家族のみっともない姿をケイスケさんに見られてしまい、私は恥ずかしさに耐えきれずうつむいてしまいました。
ケイスケさんは、カズキの息子の塾代を支払うつもりはないこと、そして今後仕送りをする予定もないことをハッキリと断言しました。その言葉を聞き、カズキは「は?どういうこと?」と顔面蒼白。母も「わ、私は反対です!」と結婚自体に反対してきました。

さらには「マサミに相応しい結婚相手は私が選んであげるのよ!?」とまで言い出します。しまいには、仕事を辞めさせて海外についてこさせようとする考えが身勝手だとわめく始末。カズキも便乗して、「こっちのことも考えろよ!」とブーイングします。2人のめちゃくちゃな返答に私は固まってしまいましたが、ケイスケさんは冷静に反論してくれました。

「お言葉ですが、身勝手なのはそちらではないでしょうか?マサミさんはあなた方のためにずっと仕送りをされていましたよね?弟さんも自立されてご家庭があるのではないですか?」それに対して「でも家族を支えるのがマサミの役目なんですよ。そう育てて来たんです!」と反論する母。私は母の言葉に、心がえぐられるような感覚がしました。

ケイスケさんが「そうやってマサミさんの人生を縛って来たんですよね?」と私の気持ちを代弁してくれますが、母は「うちのやり方に他人のあなたが何かを言う資格なんてないでしょう?マサミ、お母さんは反対よ!?お母さんの言うことを聞きなさい!」と、どこまでも私を縛るつもりでいるようです。このまま私の人生は、母に縛られたままなのかと思うと怖くなりました。

私は「いやよ・・・いやって言っているの!」と大きな声で叫びました。このまま家族の犠牲になりたくない。支えるのが当たり前だと言われ育ってきて、母に褒められたことが嬉しくて言われるがままに生きてきた私ですが、これ以上縛られるなんて嫌。私は、自分の人生を生きたい。
親が「自分たちのために尽くすのが当たり前」という考え方の元育ってきた搾取子だったマサミさん。ケイスケさんの後押しがあり、初めて自分のお母さんの意見に反論したんですね。これは大きな一歩と言えますね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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