やっと追いついたのに我が子の姿が見えない

ショウマの運転する車にワタルが乗り込み、すぐにカエデを迎えに走りました。GPSでシズクの居場所を確認しながら急いで追いかけます。娘アカネが心配でたまらない様子のカエデにショウマは優しく声をかけました。

いよいよ３人はシズクのすぐ近くまで来たようです。ここからは車を出てシズクを探すことにしました。

一方、カエデとアカネと一緒にご飯を食べるとママに言われ喜んでいたものの、パパが早く家についたし、レストランで待たせているアカネのもとにはカエデが到着したという連絡がシズクに届いたから今日は帰ることになって、アカネたちにサヨナラも言わずシズクと一緒に帰路についていたミズキ。
ふと見ると、通りの向こうにいるパパの姿に気づきました。

「あれってパパじゃない？」とミズキはすぐにシズクに伝えましたが、シズクはミズキの指す方を探そうともせず「見間違いじゃない？」と笑顔で言いました。パパは家にいる・・・と言いかけたママの言葉を遮って、ミズキはパパの姿をハッキリ捉えて「迎えに来てくれたんじゃない」と嬉しそうに言いました。そして「おーいパパーっ！」と呼ぶ娘の声で、ワタルたちもシズクとミズキの姿を見つけました。

急いで自分たちの方へ駆け寄ろうとしているワタル、そして「アカネは！？」と焦っているカエデの姿も見えているにもかかわらず、シズクに「ミズキ、行くよ」と言われて驚いたミズキが振り返ると、そこには笑顔が消えた、いつもと違うママの顔がありました。

黙ってアカネを連れ出したシズクは、みんなでご飯を食べることになっていると嘘をつき、アカネに「お金をおろしてくるからここで待ってて」と言ったままアカネをひとりレストランに残してミズキと一緒に帰路についていました。アカネはレストランでカエデに会えた、そしてパパが早く家に着いたから今日は帰ろうと言われたミズキは、カバンに入っているGPSでワタルたちが追ってきたのを見つけて迎えに来てくれたのだと喜んで「おーい」と呼びかけました。ところがシズクはニコリともせず「ミズキ、行くよ」と冷たく言ったので驚いたミズキです。シズクを見つけたのに大事な娘アカネが見当たらないことで、アカネはますます不安になりました。ママの表情が急に冷たい感じになっていてミズキちゃんは驚きますよね。早くアカリちゃんの居場所を教えてあげて～とヒヤヒヤします。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。