[30]私の居場所を奪った女|積み重なる誤解。偶然会ったママ友親子に誘われたのに仲間外れと思われた

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前回のお話

高校時代、カエデは両片想いだったワタルとは、お互いにそれぞれショウマ、シズクと付き合うことにしたのだと誤解して自分の気持ちを伝えられないまま卒業しました。そのすれ違いはカエデに届いた「ワタルに近づくな」と脅す手紙や、ショウマの彼女で現在は妻であるカエデの妹サクラが不審なケガをした事、そしてワタルがシズクと一緒にいるようになったことが原因でした。サクラとショウマは全てシズクの自作自演だと疑って真相を突き止めようとしたものの結局分からぬまま時が経ち、大人になってワタルとシズクは結婚し、小学生の娘ミズキと3人、地元で暮らしていました。そこへ久しぶりに地元に戻ったカエデと再会。カエデの娘アカネがミズキと仲が良いことで、関わりを避けられないカエデとシズクです。ある日カエデがアカネを連れてショッピングモールへ行くと、偶然同じクラスのお友達2人がミズキの誕生日プレゼントを買いにママと一緒に来ていました。アカネも誘われて一緒に買い物をすることになり、その間ママたちはお茶をしようとカエデも誘われました。

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仲が良いはずのママ友たちに誘われなかった

ショッピングモールで買物していたワタルたち家族。偶然同級生のアカネの姿を見つけた娘ミズキが声をかけると、アカネはシズクといつも仲良くしているレイちゃんとユウちゃんと一緒にいました。明らかにばつが悪そうに動揺するレイちゃんとユウちゃん。「偶然会った」「今から一緒に服見に行かない?」などと取り繕う様子の友達に違和感を感じたミズキです。

ミズキは家族で来ているからと断りつつも、誘われていなかったことにショックを受けました。一方レイちゃんとユウちゃん、そしてアカネも、友達に嘘をついてしまったことに動揺していました。それでも誕生日プレゼントを渡すときに驚かせたいと、子どもたちなりに考えた結果です。

子どもたちは、プレゼントを渡すときにミズキにちゃんと話そうと納得し合いました。
一方、初めてママ友に誘われてお茶をしながらゆっくり話す事になったカエデ。

フレンドリーなママ友達から、口々にアカネちゃんの良いところを褒められて嬉しくなりました。そしてすぐに打ち解けて楽しくおしゃべりを始めました。

子ども達の様子を見ていたシズクは「偶然だよ」と落ち込むミズキに明るく言いましたが、少し離れた場所でママ友達とお茶して楽しそうに笑うカエデが見えて、親子ともども仲間外れにされたのかな、とチラリと思いました。

ママ友達がシズクに気づけば、誤解が生まれず平和にみんなでお茶できたかもしれませんよね。仲間外れにしたと誤解されたままのお友達やママ友達が気の毒です。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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