[29]私の居場所を奪った女|偶然会ったフレンドリーなママ友親子に誘われて新しい環境に慣れていく

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前回のお話

カエデは高校時代、好きだったワタルに気持ちを伝えられないまま友達として仲良く過ごしていました。ところがワタルに近づくなと嫌がらせの手紙が届くようになり、また妹のサクラが不自然に階段から落ちてケガをしたので、ワタルには手紙のことを相談できないまま距離を置くようになりました。姉を心配したサクラは、彼氏であり、カエデの同級生であるショウマと毎日一緒に帰るようにお願いしていましたが、そのことを知らないワタルを含め、クラスメイトの間ではカエデとショウマが付き合っている噂が流れるように。そんな時、ワタルはシズクからカエデに届く手紙のことを聞き驚きます。カエデを心配するワタルに、2人が両想いだと知っていると言って、シズクは「自分と付き合っている噂が出ればまたカエデと一緒にいられる」と提案しました。躊躇するワタルでしたが「カエデも望んでいる」と嘘をつき、カエデのためと信じるワタルと一緒にいるようになったのです。シズクはカエデにも「嫌がらせの手紙が届いた」と相談しつつ「ワタルがそばにいてくれると言った」と嘘をつきました。サクラとショウマはシズクを疑いますが結局手紙の主も、ワタルとカエデの恋が誤解のまま終わってしまったのはシズクの策略かも分からないまま卒業となったのです。その後ワタルとシズクは結婚し、小学生の娘ミズキのクラスに久しぶりに地元に戻ったカエデの娘アカネが転校してきたことで偶然再会しました。

1話目から読む

仲が良いはずのママ友たちに誘われなかった

ある日カエデがアカネを連れてショッピングモールへ行くと、偶然同じクラスのレイちゃんとユウちゃんに会いました。嬉しくなってすぐに声をかけるアカネ。

ミズキの誕生日プレゼントを買いに来たと言う2人に誘われて、アカネはもちろん参加したがりました。キラキラした目で「私もミズキちゃんの誕生日プレゼント一緒に買いたい!」と言われて、ダメとは言えず口ごもるカエデ。

突然の飛び入りで邪魔にならないか遠慮したカエデでしたが、レイちゃんとユウちゃんのママたちは喜んでカエデとアカネを迎えました。そしてママたちはすぐそばのフードコートでお茶しながら娘たちの買い物が終わるのを待つことにしたのです。

気さくなママ友達に誘われて、アカネも一緒にお茶することになりました。この後、買い物に来ていたシズクに見られるとも知らず。

ごく自然な流れでママ友たちと初めてお近づきになったカエデ。とてもフレンドリーなママさん達で仲良くなれそうですよね。シズクの娘ミズキと仲の良いお友達のママさんたちなので、もしかしたらカエデは少し気を張っているかもしれませんね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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