石けんと流水での手洗いが大切。感染症対策について小児外科専門医竹内先生に伺いました

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かかってしまったときの家庭でのケア

ノロウイルス感染症に特効薬はありません。治療は、脱水を防ぎながら自然に回復するのを待つ「対症療法」が中心です。
家庭で一番大切なのは水分補給です。吐き気が強いときに一度にたくさん飲ませると、また吐いてしまうことがあります。まずは、スプーン1杯、ペットボトルのキャップ1杯、5〜10mL程度から、少量ずつこまめに飲ませるのがおすすめです。飲めそうであれば、少しずつ量を増やします。

水分としては、経口補水液、湯冷まし、お茶、味噌汁の上澄み、スープなどが選択肢になります。糖分の多いジュースをたくさん飲むと下痢が悪化することがあるため、飲みすぎには注意しましょう。
食事は、無理に食べさせる必要はありません。水分が取れて、尿が出ていて、顔色や反応がよければ、食事量が一時的に減っても慌てなくて大丈夫です。食べられるようになってきたら、おかゆ、うどん、バナナ、スープなど、本人が食べやすいものから少しずつ再開します。

病院を受診したほうがよいサイン

多くの場合は自然に改善しますが、次のような場合は早めに医療機関へ相談してください。

○半日以上おしっこが出ない
○ぐったりして反応が弱い
○水分を少し飲んでも何度も吐いてしまう
○口の中や唇が乾いている
○涙が出ない
○血便がある
○強い腹痛が続く
○乳児、基礎疾患のあるお子さん、高齢者で症状が強い
○吐物を詰まらせた、呼吸がおかしい

特に乳幼児は、体の水分量が少なく、脱水が進みやすいことがあります。「いつもと違って元気がない」「目がうつろ」「抱っこしても反応が乏しい」など、保護者から見て明らかに様子が違う場合は、早めに受診してください。
受診する際は、嘔吐や下痢があることを事前に医療機関へ伝えておくと安心です。院内で他の患者さんに感染が広がらないよう、待機場所や受診方法を案内してもらえる場合があります。

家族にうつさないために

症状が落ち着いても、しばらく便の中にウイルスが出ることがあります。そのため、症状がよくなった直後も、トイレ後の手洗い、オムツ交換後の手洗い、トイレや洗面所の掃除は続けましょう。
また、症状がある人は、できれば調理を避けることが望ましいです。どうしても必要な場合は、手洗いを徹底し、食品に直接触れない工夫をしましょう。
ノロウイルスは「かかると大変」な感染症ですが、正しい知識があれば家庭内での広がりを減らすことができます。ポイントは、石けんと流水での手洗い、吐物や便の適切な処理、少量ずつの水分補給、そして脱水サインを見逃さないことです。
お子さんの体調が悪いと、保護者の方も不安になると思います。迷ったときは、「水分が取れているか」「おしっこが出ているか」「いつもの反応があるか」を確認し、不安が強い場合や様子がいつもと違う場合は、早めに医療機関へ相談してください。

【参考資料】
厚生労働省「感染性胃腸炎」
厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
国立健康危機管理研究機構「ノロウイルス感染症」

※本記事の作成にあたり、文章表現の確認や校閲の一部に生成AIを使用しております。

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