私はただの引き立て役だったんだ

つむぎがトイレに行きたいと言うので、付きそいで砂場から離れます。戻ってくると、ママ友の香織さんと玲奈さんが話し込んでいました。二人の仲の良さをうらやむ香織さんに、玲奈さんが「私を若く可愛く見せてくれるから一緒にいる」と衝撃的なことを言います。
私が聞いていることを知らない怜奈さんが、香織さんへ楽しそうにスマホの画面を見せました。「ほら、見て見て!この前撮ったの~。私すごく細く見えない??隣にいるだけで完全に遠近法でしょ?私、何もしてないのにめっちゃ細くない?」

香織さんが引き気味に「え?」と言いますが、玲奈さんは気にせず別の写真も見せてきます。「ほらほら。見て見てこれも~。つむぎちゃんママ地味だから私がセンスあるママに見えない?」そう言う彼女の顔はキラキラしていました。

「つむぎちゃんママってさ、加工しなくても私を勝手に引き立ててくれるんだ。映えには持ってこいなんだよね~」彼女がそんなことを思っていたなんて・・・。

玲奈さんが誇らしげに言った後、「香織さん、私のSNSフォローして~。オシャレな香織さんと繋がりたい~」と香織さんへおねだりをしはじめます。隠れるために木の陰に移動した私は、ショックで震えていました。そんな私を、つむぎが不安そうに見上げています。

玲奈さんにとって私は、ただの引き立て役だったのです。だからいつもあんなに画像を撮ってたのだと、今さら気付きました。記念のためだと言っていたのに・・・。
美咲さんが聞いているともしらずに、大変失礼なことを言う玲奈さん。優しかったのは、引き立て役のためだなんて、あまりの酷さに言葉もありません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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