嫌になって辞めた習い事もムダじゃなかった。後になって「習わせてよかった」と感じた小学生娘とピアノのエピソード

もうすぐ新年度が始まりますね!
春から新しい習い事を始められる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、習い事にまつわる我が家のエピソードをお話ししたいと思います。

我が家の小4娘。
好奇心旺盛だけど飽きっぽい。めんどくさいこと大嫌い!な性格です。(好きになった事には一途に頑張ることができます)
自分でやりたいと言って始めた習い事なども、長続きしなかったものがいくつもあります。




その中のひとつが、小学校1年生になったと同時に始めたピアノの習い事。
本人の希望でした。
最初は簡単なので楽しく取り組めていた練習は、徐々に難しくなっていくにつれて「弾けないから楽しくない」「やりたくない」「つまんない」になっていき、私からの連日の「ちゃんと練習して」攻撃でさらにやる気をなくし…の悪循環。(頭では言い過ぎは良くないと分かってるけど、あまりにやらないので言わずにいられなかった…)
次第に娘本人も私もピアノの練習がストレスになり、結局2年半で辞めてしまいました。
3年生の夏でした。

それからしばらくはピアノとは無縁の生活をしていた娘。
(音楽は好きだったので歌ったり踊ったりはよくしていましたが。)

その後、3年生の後半になると娘は次第に中間反抗期なのか本格的な反抗期なのか…とにかく私や主人に対してイライラしたり不満をぶつけることが増えてきて、怒られると1人で自分の部屋に籠るようになりました。

すると・・・。
部屋に籠った娘は、それまでほとんど見向きもしなかったピアノを弾くようになったのです。
イライラしてどうしようもできない気持ちを、ピアノを弾くことで落ち着かせているような感じでした。
習っていた時にちゃんと練習してこなかったので弾きたい曲をスラスラ弾くことはできませんが、右手でメロディーだけだったり、YouTubeでレッスン動画を見ながら両手で弾こうとしてみたり…「弾きたい」と思ってピアノを弾いている娘を見て、
「あぁ。やっぱりピアノ好きなんだな~。(練習は大嫌いだったけど…)」と感じました。
イライラMAXで部屋に行き、しばらくピアノを弾く。ピアノで気持ちが落ち着くとリビングに戻ってくる。
人前で披露できるような技量は全然身につかなかったけど、今こうやって自分の気持ちを落ち着かせるための方法の1つとして役に立ってる。それだけでも習っていて良かったと思えました。




そんな日々が半年くらい続いたと思います。
荒れ狂っていた反抗期的な時期はいつの間にか落ち着いた現在。(今思うと、年齢的なものの他にもコロナで学校生活など色々なものが制約されたストレスがあってイライラしてたのかな~と思っています。)
先月誕生日だった娘がプレゼントに欲しがったのはキーボードでした。

我が家には、娘がピアノを習い始めたときに私の実家から持ってきたアップライトピアノがありました。
子ども部屋に置いていたのですが、下の子も春から小学生。学習机の置き場所を確保する必要がでてきたため、場所を取っているアップライトピアノを処分しようという話になりました。
「もったいないけど、もう誰もピアノ習ってないしいつまでも置いておいてもね…」
すると、意外にも娘が大反対。
ピアノがなくなるのは嫌!ということで、代わりに欲しがったのが場所を取らないコンパクトなキーボードだったのです。

練習が嫌で嫌で辞めてしまったピアノの習い事でしたが、こんな風に後から「やっててよかった」と思える瞬間があったことが嬉しいです。
ピアノに限らずスポーツや造形、ダンスなどなど、習い事としては辞めてしまっても後々に趣味として楽しめる習い事っていいなと思いました。




ちなみに、娘の選んだキーボードはこちら。
娘は「鍵盤が光るやつがいい!」とのことで、

2020年12月に発売されたYAMAHA EZ-300にしました。

趣味でたまに弾くだけだから、電子ピアノよりもお手頃なキーボードをチョイス。
3万円弱でしたが、初心者でも楽しく弾ける機能が盛りだくさん!

内臓の曲が222曲もあり、ポップス、アニメソング、童謡にクラシックとジャンルも様々。
娘はLemon、糸、雪の華がお気に入りです。
両手だけでなく、右手だけ、左手だけなどパート別に弾くこともできます。
娘の弾く拙いメロディーに合わせてキーボードが自動で伴奏をつけてくれるので、『なんかめっちゃ上手に弾けてる感』を味わえます(笑)

ただ・・・娘の演奏を聞いてるほうはちょっと辛いかも(笑)
何度も止まったり間違ったり、テンポもばらばらな娘のメロディーにキーボードが素晴らしい伴奏を合わせてくれるのですが、聞いているほうは頭でイメージするきれいなメロディー通りに曲が進まないのでか~な~りもどかしい気持ちになります^^;
とはいえ、楽しそうにキーボードを弾く娘の姿を見られるのはとっても嬉しいです^^

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