前回の話
お気に入りの恐竜の消しゴムがなくなってしまい落ち込む息子のアサヒくん、学校でお友達のダイヤくんにも聞いてみたところ、「え?知らないよ?」ときょとんとして答えたそうです。「でもダイヤくん、2個持ってるからって消しゴムくれたんだ」うれしそうに話すアサヒくんの言葉を聞いて「えっダイヤくんが?」と驚くママ、「うん、宝物にする!」と大切そうに消しゴムを握りしめるアサヒくんを見て「ダイヤくんのこと、疑っちゃって悪かったなぁ。友達想いのいい子だよね」とママは反省していたのですが、それも束の間、その後決定的な出来事が起こりました。
子どもの友達が苦手[8-1]無くした消しゴムが友達の筆箱の中に。
アサヒくんお気に入りの恐竜の消しゴムがなくなって早1ヶ月。アサヒくんも消しゴムを買い直し、すっかり忘れていました。その後、またダイヤくんと一緒にうちで宿題をしていた時のこと、ママは見てしまったのです。「クッキー焼いたよ」おやつを持って2人の所に行った際、「あれ・・ダイヤくんの筆箱に、アサヒがなくしたものと同じ消しゴムが入ってる」ママの心が途端にざわつきました。
そして「さすがにこれは黙っていられない・・」そう思ったママは「かっ・・カッコいい消しゴムだね」思い切ってダイヤくんに話しかけました。
アサヒくんのお気に入りの恐竜の消しゴムがなくなってから1ケ月が経ちました。あれから新しく消しゴムを買い直し、アサヒくんもすっかり忘れてしまっていました。そして以前のようにダイヤくんと2人、家で宿題をしていた時、ママは見てしまったのです。ダイヤくんの筆箱にアサヒくんがなくしたものと同じ消しゴムが入っているのを。「さすがにこれは黙っていられない・・」そう思ったママは、「ダイヤくん、カッコいい消しゴムだね」思い切ってダイヤくんに話しかけました。
アサヒくんがなくした後で同じ消しゴムを持っているダイヤくん、確かに黙って見過ごすわけにはいきませんね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。