前回の話
全て手作りだと自慢げに語り、優奈さんにダメ出しをしていた「お袋の味」が実は市販の味だったことを知ってショックを受けつつ優奈さんに謝罪した充さんは、翌朝から料理の仕方を優奈さんに教わり始めたのでした。自分で作ってみて初めて、それまで優奈さんがどれだけ手間をかけて食事を作ってきてくれたのかがわかり、あらためて反省した充さんです。
自称グルメの勘違い［１４完］
「今回は一発レッドカードもあり得たけど、ギリギリのイエローカード。次は無いよ」
と兄の充さんにビシッと忠告するみのりさん。
もう一度あらためて優奈さんに謝罪した充さんは、
「違いの分かる男がカッコいいと思って調子に乗ってたよ」と言いました。
自称グルメだった自分が大きな勘違いをして笑われたことが相当堪えたのだそうです。
それからの充さんは、驚くほど積極的に料理をするようになりました。
そして、あんなにバカにしていたレトルトやお惣菜にも、だんだんと抵抗がなくなっていきました。
時が経ち、４人になった家族での食事の時間は、優奈さんにとって一日で一番幸せな時間になったのです。
完
次回ママ広場オリジナルマンガは「私を忘れた義母からの手紙」です。お楽しみに！
［１ー１］義母からの突然の手紙に戸惑うわたし。私を忘れた義母からの手紙
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
