[20]愛した人はモラ夫でした|生活リズムは絶対に変えたくない。妻がサポートできないなら別の人に来てもらう

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前回のお話

「僕が養うから仕事辞めなよ」とプロポーズされ、仕事を辞めて夫リヒトさんをサポートすると決めたハズキさん。結婚後、これまでの生活リズムを変えるつもりはないというリヒトさんのルーティンに合わせて家事を頑張るハズキさんでしたが、リヒトさんは優しい口調ながらもダメ出しばかり。リヒトさんは掃除場所ややり方を細かく書き出したリストをハズキさんに渡したり、家事のタイムスケジュールまで決めました。リヒトさんの立てた予定をこなせないと責められる毎日で、次第に結婚生活が息苦しくなっていくハズキさん。そんな時、ハズキさんは妊娠。つわりが酷く家事ができない日が続きました。リヒトさんは口ではハズキさんの体調を気遣いますが、自分の生活が計画通りにいかないことに不満を募らせていました。その後、食事が摂れていなかったハズキさんは入院することになり、リヒトさんは心配そうな素振りを見せ「明日から毎日様子を見に来るからね」と言って帰って行きました。看護師さんはそんなリヒトさんを見て「大切にされてるんですね~」と羨ましそうに言いますが、ハズキさんは暗い顔。リヒトさんは毎日面会に来ては「今日はどれくらい食べられた?」とチェック。数日後には、食事量を確認したいから食事が出た時と食べた後の写真を送るように言いました。初めはリヒトさんを褒めていた看護師さんも、二人の様子になんとなく違和感を感じていました。ハズキさんの入院で自分の生活リズムが乱れていることに不満を感じているリヒトさんは、「早く元気になって帰ってきてもらわないと」と考えていました。

1話目から読む

また怒られるのかな。退院後の生活を考えると不安で堪らない

酷いつわりで食事が摂れず入院中のハズキさん。リヒトさんは毎日面会に来て「今日はどれくらい食べられた?」と聞き、数日が経つと、食事の量を確認したいから食事の前後の写真を送ってと言いました。ハズキさんの入院で自分の生活リズムが乱れていることを不満に思っているリヒトさんは、早くハズキさんに元気になって帰ってきてもらいたいと思っていました。
入院中のハズキさんは、「退院したらまたあの生活になるのかな・・私にできるんだろうか・・。私がこんな感じでお腹の赤ちゃんに影響しないかな・・。・・また怒られるのかな」と退院後のことを考えると不安で涙が溢れてきました。

涙が止まらなくなり、どんどん不安になってきたハズキさんは過呼吸になってしまいました。「だ・・大丈夫ですか?!」看護師さんはハズキさんの異変に気付き驚いていました。

ハズキさんの体調が落ち着いた後、産院の先生が「今の奥さんは基本的に無理は禁物なんですよ。いいですか?無理はさせないでください!」とリヒトさんに念押しすると、「・・それは、今までの生活には戻れないという認識で良いでしょうか?」と無表情で確認するリヒトさん。

「そうなりますね・・」と先生が答えると、リヒトさんは「・・わかりました」と静かに言い、二人のやり取りを聞いていたハズキさんは、リヒトさんが理解してくれたのだと思い「よかった・・」と安堵します。

先生と話した後、リヒトさんは「ハズキ。前も話したけど、僕は自分の生活リズムは変えたくないんだ」と前置きをした上で「でも・・今はハズキも無理をできないようだし」とやれやれといった感じで話し始めました。「う・・うん・・」と身構えるハズキさん。

リヒトさんは、「だから・・僕の生活のサポートをしてくれる人に来てもらおうかと思うんだけどいいかな・・?」と提案してきました。ハズキさんは予想外の提案に驚いたものの、「ハウスキーパーさんってこと?」と思い、「え・・?!あっ・・うん」とリヒトさんのこの提案を受け入れることにしました。

退院後のことを考えると過呼吸になってしまうほど不安が強いハズキさん。産院の先生がリヒトさんに無理は禁物だと念押しすると、リヒトさんは納得したようでした。今までの生活リズムを変えたくないリヒトさんは、ハズキさんが今までのように家事などができないとわかると「僕の生活のサポートをしてくれる人に来てもらおうと思うんだけどいいかな?」とハズキさんい提案。ハウスキーパーを雇うのだと思ったハズキさんは驚きつつも了承しました。
これまでは「できない」と言えない状況だったハズキさん。ハウスキーパーさんに来てもらってハズキさんの負担や不安が減ると良いですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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