[16]愛した人はモラ夫でした|つわりが酷い妻へ優しいアドバイス「栄養バランスを考えた簡単な食事でOK」

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前回のお話

「僕が養うから仕事辞めなよ」とプロポーズされ、夫リヒトさんをサポートすると決めたハズキさん。生活リズムを変えるつもりはないと言うリヒトさんのルーティンに合わせるよう努力することに。早朝5時にジョギング、帰宅後にシャワーを浴びて出勤準備、出来立てのパンを出して欲しい、いつも綺麗な格好をしていて欲しいとリクエストされ、朝4時に起床してパンを捏ね、メイクをして身支度を整えた後、5時にリヒトさんを起こし、リヒトさんがジョギングに行っている間に慌ただしく朝食を準備するハズキさん。仕事の間は休憩時間も惜しんで掃除、洗濯、買い出し、夕食作りと家事を頑張るも、帰宅するなり出来ていない部分を指摘。手渡されたやることリストには、家事の仕方まで細かく書かれていて絶句。「ごめん。私にはキツいかも」と言うと、「やる前から言わないで試して」と言われ頑張ってみたものの、結局は気に入らず文句ばかり。「イレギュラーな対応ができないんだね」と言った後、「休憩を削れば全部できるね」と言い出すリヒトさんが突然気にするハズキさんの生理。その後、「オンライン講座後にチェックする」と言われたハズキさんは、この頃から息苦しさを感じるように。部屋に戻ったリヒトさんは、スマホで何かをチェックし「そろそろだったな」と呟き、ハズキさんの生理周期を把握するために、トイレで確認したことを思い出してから数か月後、ハズキさんから妊娠したと報告を受け、「本当?嬉しい!」と笑顔になりました。

1話目から読む

「計画通り」だったはずが。妊娠後に生じた生活の変化

部屋に戻った後、スマホを眺めるリヒトさん。どうやらハズキさんの生理周期を調べていたようでした。それまで、生理周期を予測するために、トイレにまで行ったリヒトさんが、「やっぱりハズキと結婚してよかった」と呟き狙いを定めた数か月後のこと。想定通り、ハズキさんの妊娠が発覚!「本当?嬉しい!」と笑顔で言うリヒトさんの思い通りの結果になりました。

「計画通りだ・・」と心の中で呟くリヒトさんが「僕、育児書しっかり読むよ!」と言うと、「うん!!ありがとう」とハズキさんは嬉しそう。
「元気な子が産めるように僕が助けなきゃ」リヒトさんが心の中で呟きました。

ところが・・ハズキさんが妊娠してからというもの、生活が少しずつ変化していきました。
「・・うぅ・・」と苦しそうなハズキさんに、

「つわり・・酷いみたいだね」と声をかけると、「うん・・ずっと気分が悪くて」とハズキさん。
「辛ければ、食事の方もいつも通りじゃなくていいよ?栄養バランスを考えてくれていれば簡単なものでも大丈夫!」リヒトさんの言葉に、「うん・・ごめんね」とハズキさんが答えました。

それから数日後のこと。
「今日の朝食も買ってきたパンか・・でも仕方がない」と呟くリヒトさんは、「まだ辛いよね・・料理は体調がもどってからでいいよ」笑顔で言うリヒトさんに、「ありがとう・・そうする」とハズキさんが答えました。

「・・でも、もっと栄養バランスの良いものを食べたら?揚げ物ばかりだと、お腹の赤ちゃんにも影響しない?」リヒトさんがそうたずねると、「・・そうだね!この子のためにも頑張るね」そう答えるハズキさんを見ながら、「僕はハズキのためにアドバイスをした」と満足気に呟きました。

リヒトさんの計画通りに妊娠したハズキさん。「元気な子が産めるように僕が助けなきゃ」と呟くも、予想外に生活が少しずつ変化、つわりの酷いハズキさんに、「食事もいつも通りじゃなく、栄養バランスを考えてくれてれば簡単なものでも大丈夫!」と言うリヒトさん、妊娠・出産は予定通りではないことだらけ!自分勝手な考えで、これ以上ハズキさんを責めないでくださいね!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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