「コーチに聞いて勉強するね」夫のトレーニングは必要ないと自ら立ち上がる

大声を出し、スパルタでアオイのトレーニングをする夫を止めようとするも、ヒートアップするばかり。派手な夫婦喧嘩をしていた所にやって来た警察官に、「『子どもが男の人に暴力を振るわれているようだ』と通報がありまして」と言われ、「それはうちじゃないですね。ここでトレーニングしてただけなんで」と夫が答えると、「この公園に他に人はいましたか?」とたずねられ、
すかさず「いえ・・いません。おそらくうちの子と夫のことだと思います。暴力は見間違いだと思いますが・・」と私が言うと、「おっ・・おい!!」と声を荒げる夫。夫に構わず、「今日はもう帰りますので・・お騒がせしてしまって申し訳ありません」と警察官に謝ると、チラッと夫の方を見てから、「今後は気をつけてくださいね」そう言って去って行きました。

そして夫をチラッと見てから、「アオイ帰ろっか。ビックリさせちゃってごめんね」と言うと、「・・うん」そう言って私の手をギュッと握りました。

そして帰宅してからのこと。
「アオイ、もうパパとのトレーニングはしなくてもいいからね」アオイにそう言うと、「は?」と夫。アオイも「え・・」と驚いていました。
「今は野球のチームに入っているでしょ?家でどんなことしたらいいかママ、コーチに聞いて勉強するね」私がそう言うと、

「でも・・パパが・・」困ったように夫の方をチラッと見るアオイに、「パパのことは気にしない。アオイはアオイの好きなことをやっていいんだよ。アオイ、野球はやめたい?」とたずねると、

「ううん。野球のチームは楽しいから続けたい!」と即答するアオイ。「聞いた?アオイは野球が好きなの。あなたがそれを潰さないで。これ以上、アオイに無理強いさせるなら私にも考えがあります」と静かに伝えると、「・・・」夫は何も言えなくなってしまいました。
通報があったのは「うちじゃないですね」と否定したご主人を差し置いて、「おそらくうちの子と夫だと思います」と答えたマヤさんは、「もうパパとのトレーニングはしなくてもいいからね」とキッパリ伝え、「コーチに聞いて、ママ勉強するね」とニッコリ。野球はやめたくない、というアオイくんにとって、何が最善かを考えるマヤさんの力強い言葉は、ご主人に何も言わせないパワーがありますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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