前回の話
ここでは「ママ」じゃないんだな・・・と実感した同人イベントは、行けども行けども愛しかない場所です。
[3-3]同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました
確かに参加しないとわからなかった・・・
ブースへ戻ると、訪れた一人の女性が声をかけてきました。
「よ・・・四辻さんですか?」
「小説読みました。
それで、お子さんいっらっしゃる中で書かれてるって・・・」
あの夢と同じ。
どきっとしました。
ところが
「りょっ 両立大変ですよね
でも・・・
私いつでも待ってます!」
「四辻さんの書く推しが大好きでー!!」
わあ・・・
「ありがとうございます!」
その後は
ピクシブに投稿した推し小説の感想をもらったり
手紙とスタイのプレゼントをもらったり
すごく良い買い物ができたり・・・
「今日一日で一生分ありがとうって言いました。
じゃのめさんや花南さん達にも言わなくちゃ」
じゃのめさんに伝えると
「好きで好きで書いたものを
誰かが求めてくれたり声かけてくれたり
一生のうちに何回あるんでしょうね」
「楽しんで欲しいです。お子さんいたって」
イベントに出ることを全力で応援してもらったこと
「子育て中のママでもイベントを楽しんでいい」と感じられたこと
今思えば「同人イベントのための育児」の原点はここでした。
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[原作者]
四辻さつき
昭和生まれの二児の母。
[プロフィール]
中学生の頃の某新世紀アニメをきっかけに、中・高と同人をたしなむ。
その後、進学・就職・結婚としばらく同人から離れていたが、第一子のイヤイヤ期と第二子の妊娠が重なり、
某深夜アニメでストレスを解消しているうちにどっぷりハマる。その勢いで同人活動を開始。
第二子出産後、子供が増えて託児の難易度が上がったことから、イベントのための託児があればいいのに・・・と考え、
ないなら作ってみよう! と思い立つ。現在、男児二人の子育てに奮闘中。
そして託児所「にじいろポッケ」を立ち上げた実話漫画『同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました』が12/11に発売!
書誌ページ:『同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました』