友人から届いたのは不気味な記事

運悪く、人ではない何かを感じ取ってしまった私。朝食を食べ終えると、早々にチェックアウトを済ませて2日目の観光へ出発しました。とはいえ、昨夜あんな目に遭った手前、体調が優れるはずもなく、終始グロッキーな状態でなんとかやり過ごしたのでした。
あの旅行から数ヶ月が経った頃、美子からメッセージが届きました。「もしかして、次の旅行の誘いかな?」そう思いながらメッセージを開くと、そこには思わず目を疑うような内容が記されていました。

美子から送られてきたのは、とある記事のURLでした。リンクを開くと、そこには『□□県○○ホテルから謎の白骨死体見つかる』という見出しが表示されていました。見間違えるはずがありません。このホテルは、前に私たちが宿泊した場所です。この記事を見た瞬間、点と点がつながったような感覚を覚えました。もしかして、あの夜にドアを叩いていたのは・・・。

なんだか気味が悪くなった私は、届いたメッセージを削除して美子に電話をかけました。「・・・あ、美子?変な記事送ってこないで」そう伝えると、美子は一瞬何かを考えるように間を置きました。

驚くことに、美子は記事のURLを送っていないと言うのです。なら、このメッセージは一体誰が送ってきたのでしょうか。・・・なんだか不気味になった私は、「そういえば、そろそろ次の旅行に誘うつもりだったんじゃない?」と咄嗟に話題を変えます。

「確かにそこなら楽しそう!じゃあ・・・」さっきまでのメッセージがなかったかのように、私は美子と次の旅行のアイデアを出し合います。知ってしまえば戻れなくなる。そういうことは意外と多いのです。私と美子は、そのことをよく知っている。だから今回のことも、知らないままでいることにしました。
あの夜、映見さんの部屋のドアを叩いていたのは、もしかしたらホテルで亡くなった方だったのかもしれませんね。ずっと誰かに見つけてもらいたくて必死に自分の存在を知らせていたのか、それとも別の目的があったのか・・・。どちらにしても、映見さんと美子さんの言う通り、知らないままでいたほうがいいこともあるのかもしれませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:八雫紫苑 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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送ってないのが一番怖いんですけど