「付き合えない」と言ってからの方が優しくなった

お互い好き同士だったものの、レンの過去の恋愛のトラウマが障害となり、恋人になれなかった私たち。その後は友人として関係を深めていき、気付けばお互いを呼び捨てで呼ぶほどの仲になりました。レンは、私に「付き合えない」と言ってからの方が優しくなった気がします。この日も「これ荷物?持つよ」と、私が持っていた荷物を代わりに持ってくれました。

2人で映画に行ったり、ランチをしたり、たまにはお泊りもあったり・・・誰がどう見ても、私はレンの彼女のような存在でした。だけど私たちは付き合っていません。曖昧な関係に、私のモヤモヤは募っていくばかり。納得がいかない私は、レンに「ねぇ、私は彼女じゃないの?」と問いかけました。

私の何回目かの問いかけにも、レンはスマホを見ながらいつものように「うん・・・好きだけど付き合えない、ごめんね」と言いました。私が身を乗り出して「私、絶対に分かれないよ!?」と伝えるも、レンの気持ちはあの時から変わらないようです。

「ごめんね」と申し訳なさそうに謝るレン。そんな悲しい顔をされたら、私は何も言えなくなるじゃない・・・そう言いたい気持ちをぐっと堪え、「ううん」と首を振りました。好きだから、レンを困らせるようなことはしたくない。

友達以上恋人未満・・・そんな曖昧な関係でも大切にしてくれるレン。私を一番大切にしてくれるなら、彼女になれなくても平気。今の関係でも十分幸せ。そう言い聞かせながら、私はレンと次に会う約束を取り付けます。
お互い好き同士だったものの、レンさんの過去の恋愛のトラウマが障害となり、恋人になれなかった2人。レンさんは、ミカさんに「付き合えない」と言ってからの方が優しくなりました。映画に行ったり、ランチをしたり、たまにはお泊りもあったり・・・誰がどう見ても、レンさんの彼女のような存在のミカさん。曖昧な関係に納得がいかないミカさんは、レンさんに「私は彼女じゃないの?」と問いかけます。しかし、レンさんの気持ちはあの時から変わりません。「ごめんね」と申し訳なさそうに謝る姿に、そんな悲しい顔をされたら私は何も言えなくなるじゃない・・・と言いたい気持ちをぐっと堪え、ミカさんは「ううん」と首を振りました。曖昧な関係でも、自分を一番大切にしてくれるなら彼女になれなくても平気。ミカさんはそう言い聞かせながら、レンさんと次の約束を取り付けます。
友達以上恋人未満でも、ミカさんが幸せならいいですが、本人は納得がいっていない様子。このままの関係を続けるのは、よくない気がしますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。
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