[21]クズ男に恋した私|既読にすらならないメール。安心したくて送ったメールで逆に不安になる。

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前回のお話

大学のインカレサークルで出会ったコミュ力が高くみんなに優しいレンさんに恋をして彼女同然の関係になったミカさん。しかし、レンさんからは「好きだけど付き合えない」と言われ続け曖昧な関係のまま。口ではミカさんが一番好きだと言うレンさんですが、レンさんの周りにはいつも親し気な女の子がたくさんいました。曖昧な関係のまま数年が経過し、ミカさんは社会人になり、レンさんは留年したあと大学を退学。就職活動を頑張って一人前になったら付き合いたいと言うレンさんの言葉を嬉しく思っていたミカさんですが、次第にレンさんからの連絡は減っていきました。1ヶ月ほど連絡がつかない日が続き、ミカさんはレンさんがよく顔を出していたバスケの集まりに行ってみました。レンさんは来ておらず、レンさんの友達のアツシさんからレンさんには今いい感じの女の子がいると聞きミカさんはショックを受けます。さらにアツシさんは「ミカちゃんはレンとは付き合えないよ」と断言し、「一番だよとか言われてるけど、付き合えないって言われてるでしょ?」と曖昧な関係をずばり指摘。ミカさんのように都合のいい女の子はたくさんいて、他の女の子はみんな割り切っていると淡々と話すアツシさんは、「もしかして、本当に一番だと思ってた?」と聞きました。レンさんを信じたいミカさんは必死に反論しますが、「でも実際、今連絡がないからここに来たんでしょ?」と言われ何も言い返せません。ミカさんに厳しい言葉をたくさんかけたアツシさんですが、ミカさんを駅まで送ると別れ際に「愚痴くらい聞くから何かあったら連絡して」と優しく言いました。

1話目から読む

彼からの「好きだよ」「一番だよ」の言葉が欲しい

レンにとって私は都合のいい女で、レンには私のような女の子はたくさんいるとアツシくんに言われました。

帰り道、アツシくんに言われたことが頭から離れず呆然としたまま家に帰った私。

何も考えたくなくてすぐにシャワーを浴びました。考えたくないのに、頭の中はレンのことでいっぱい。「レン?会いたい」

「レン?今日はどこにいる?連絡して?」「レン?私のこと一番って言ったよね?」「レン?私のこと好きじゃなくなった?」レンを信じたい私は何度も何度もメッセージを送りました。

でも、レンからの返信はいっこうにありません。既読にすらならないスマホを見つめ、溢れそうになる涙を必死に堪えました。レンを信じることで保っていた気持ちが揺らいできます。

「レン・・」私は一晩中レンからの返信を待ちました。

レンさんにとってミカさんはたくさんいる都合のいい女の子の一人だとアツシさんから言われたミカさん。それでもレンさんを信じたいミカさんは、何度も何度もレンさんにメッセージを送りました。しかし、レンさんから返信がくることはありません。既読にすらならないスマホの画面を見ながら、ミカさんは必死に涙を堪えました。
周りから見ても今の状況的にもレンさんがミカさんを大切にしているとはとても思えません。でも、ミカさんはまだレンさんを信じているのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母

最新のコメント
  • ゆき より

    あつしくんとやらとくっついて終わりだったら最悪。
    弱っているところにつけ込む男も大抵くずだから。

  • 早瀬良子 より

    話が間延びしてつまらない。もう少し簡潔に纏められないのかな?尺だけ伸ばされてるみたいで残念です。

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