「そりゃあ、うちの子は天才ですから!」息子のおかげで鼻高々

幼稚園で開花したハヤトの才能。足も速く、賢く、そして優しい自慢の息子でした。ハヤトの才能をさらに伸ばそうと、さまざまな習い事を探してはハヤトを通わせました。跳び箱にスイミング、学習塾でもめきめきと実力を発揮するハヤトを見て、「やっぱりうちの子は天才だわ!」と確信。ハヤトの為にと、保護者会の役員も率先して受けるように。周りのママ友からも相談されることが増え、卒園式ではみんなに囲まれるほどの人気者になっていました。
小学校に上がっても、ハヤトの天才ぶりは継続。授業では積極的に手をあげ、テストはいつも満点。運動会ではリレーの選手に選ばれるほどでした。

保護者面談では、「いやあ、ハヤトくんすごいですよ!勉強も運動もとても頑張ってます!」と先生もベタ褒め。さらに「協調性があってみんなとも仲が良いですし・・」と性格面でも大絶賛!「そりゃあ、うちの子は天才ですから!」と心の中で思いつつ、賞賛の言葉に私は鼻高々でした。

その後、学年が上がるにつれ、テストで満点を取れない時も出てきました。
「あら、98点・・ここの漢字のハネでミスしちゃったのね」ある日、返された国語のテストを見て、マイナスされた2点のミスを指摘した私は、

「次はちゃんと確認しなきゃね!大丈夫だよ!ハヤトならできるから!」とエールを送ったのですが、「うん、次は頑張るね・・」と元気なく答えるハヤトの違和感に、その時は全く気づいていませんでした。

その後も、アドバイスすれば次は満点を取ってきたので、そこまで気に留めていなかったのですが・・ハヤトが5年生になった頃から、様子が変わり始めていったのでした。
勉強すれば常に満点、運動会ではリレーの選手に選ばれるほどのハヤトくん。先生にも褒められて、鼻高々のお母さんは「うちの子は天才ですから!」と信じて疑いません。その後、満点を取れないハヤトくんを励まし、次は満点を取ってきたことから安心していたお母さん、ハヤトくんの気持ちではなく、お母さんが全て誘導していることが気になって仕方がありません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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うちの子も1人何でもすぐできる器用な子がいますが、内気で好きでもないことまでできちゃうから、大変みたいです。ないものねだりだけど、天才より好きと努力が1番。
この子が心を壊して、大きくなるにつれて、家庭内暴力、犯罪に手を染めそうになりそうで心配です。