子どもが嫌な気持ちを抱えてしまったら?「傾聴」を取り入れて共感することからはじめましょう。

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親としてできること

では、子どもに元気がなかったり、悩んでいるような様子に気づいたら、親としてどんな声かけができるでしょうか?
まずは子どもと親御さん自身がリラックスできる環境が必要です。そして、さりげなく学校の様子や体調を聞いてみるといいかもしれません。そのうちにお子さんがその時のことを話してくれたら、「悔しかったね」「辛かったね」「悲しかったね」とその時の気持ちに共感してあげましょう。次に「なんでそう感じたの?」「どうだったらよかったの?」「そうだったんだね」「そう思ったんだね」とお子さんがいうことを否定せず、ひたすらお子さんの立場に立って聞いてあげてください。するとお子さんの本心や本音がでてくるかもしれません。お子さん自身が自分の本心に気づき、その気持ちに寄り添ってもらえると、その感情は癒されて昇華していきます。癒されたことによりネガティブな感情は薄れていくでしょう。さらに、「ではどうしたらそれを達成できると思う?」「それに対して何ができるかな?」ということまで聞ければ、嫌だった記憶はポジティブな目標へと変換されて、人生における糧として生かすことができるかもしれません。

お子さんの話を否定せず聞くこの「傾聴」はカウンセリングでよく使われる手法で、はじめはうまくできないかもしれませんが、お子さんのことを理解しようとする気持ちがあれば誰にでもできますし、ある程度大きいお子さんであれば自分でやることもできます。その際、出てきた思いを紙に書くことをおすすめします。日ごろから実践することでお子さんとの信頼関係が深まりスムーズなコミュニケーションができるようになるので是非やってみてください。

しかしこの傾聴における内観の作業は、その時の辛かった感情と対峙することになるので、親御さんだけでは対処しきれない場合があるかもしれません。そういう場合には専門家によるカウンセリングを受けることをお勧めします。
このアドバイスにより、お子さんがネガティブな感情の影響を受けずに、やりたいことになんでも挑戦できるようになっていただければ幸いです。

参考:
ベスリTMS横浜醫院
https://yokohama-tms-clinic,jp/kokoro-filter
Kampoful Life byクラシエの漢方「潜在意識と思いグセの関係とは?」

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