子どもにも日焼け止めって必要?選び方と正しい使い方についてお教えします

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赤ちゃんや子ども用の日焼け止め選び

世の中にたくさんある日焼け止め。
赤ちゃんや子どものためには、どのようなものを選べばいいのでしょうか?
日本小児皮膚科学会では、子どもの紫外線対策として
●日常生活・・・SPF15~20 PA++
●屋外でのレジャー(海や山など)・・・SPF20~40 PA+++ ウォータープルーフならなお効果的
を目安として挙げています。
また、紫外線吸収剤でアレルギーを起こすこともあるため、散乱剤を使用したもの(いわゆるノンケミカル・ミネラルタイプなど呼ばれるもの)がおすすめです。香料や着色料を使用していないものが望ましいでしょう。
また、クレンジングが不要で石けんやお湯だけで落とせることも重要です。アレルギーテストやスティンギングテストの表示をチェックしてもいいでしょう。
最近は、成人を対象におこなわれるアレルギーテストだけでなく、実際に幼児にて実使用テストをおこなわれている製品も増えています。
使用テストをクリアしているからといって、全ての子どもが肌トラブルなく使用できると保証されるわけではありませんが、選ぶ際の基準のひとつにしてはいかがでしょうか?
『お子さまへの実使用テスト済み』
『皮膚科専門医監修による使用テスト済み(乳幼児対象)』

などの表示があると思いますので、参考になさってください。

日焼け止めを使用する時のポイント

子ども用の日焼け止めを選んでも、肌が敏感なタイプの場合、はじめて日焼け止めを使用する前にはパッチテストをおこなうと安心です。少量を二の腕の内側に塗り、24時間後に赤みやかゆみが出ないかを確認しましょう。また、塗るときは、『ムラなくたっぷり』がポイントです。クリーム状のものではパール2粒、リキッド状のものでは1円玉2枚分ぐらいが目安です。
2回に分け、重ね塗りすると、キレイに伸ばすことができます。
汗をかいたり、服や手でこすれたりすると日焼け止めは取れてしまいます。そのため、2~3時間おきに塗りなおすことが大切です。
顔に塗るときは、しみることもありますので、目の周りは避けて縫ってあげてください。そして、帰宅後はしっかり洗い流し、保湿ケアをしてあげましょう。
今年も暑い夏が到来しますね。
日焼け止め、ラッシュガードや帽子など、さまざまなアイテムを駆使して紫外線対策を万全に、夏を楽しみましょう!

参考文献
1)Pediatrics (2011)128(1):92–102.
2)The Journal of Dermatologic Surgery and Oncology 9(12):p 981-986, December 1983.
3)Sun Safety: Information for Parents About Sunburn & Sunscreen. American Academy of Pediatrics
4)こどもの紫外線対策について:日本小児皮膚科学会

[監修]キレイ研究室編集部

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