[38]孫を置いて消えた娘|これも買ってくれる?遠慮がちだった孫のわがままが嬉しい

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前回のお話

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、忙しくも幸せな日々を送っていた雪江さん。しかしある日、リコさんは「今は彼との時間が一番大切」と言い残し、ミオちゃんを置いて姿を消してしまいます。行方を探すも、リコさんは仕事も辞めておりスマホもアパートも解約済みで手がかりは何もありませんでした。ミオちゃんを守ることを最優先に考えた雪江さんは、ミオちゃんを自分の扶養に入れることを決意しますが、学校から家庭調査票の提出を求められたことをきっかけに法的な手続きも考え始めます。役所に相談に行くと、手続きには父親の協力が必要だと言われ、リコさんの元夫隆文さんと会うことに。隆文さんの浮気で離婚したとリコさんから聞いていた雪江さんは、実際は逆だったとこの時初めて知り衝撃を受けます。再婚して新しい家族もいる隆文さんは、「ミオのことをお願いします」と雪江さんに頭を下げ、法的な手続きへの協力を約束してくれました。雪江さんは、リコさんが戻らない可能性や、これからミオちゃんが困らないよう準備を進めていることを正直にミオちゃんに伝え、ミオちゃんも雪江さんと暮らすことを望みました。それからしばらくして、ミオちゃんの誕生日がやってきましたが、リコさんからは何の連絡もありませんでした。ある日、珍しく体調を崩して寝込んでしまった雪江さん。夕方目を覚ますと、心配して訪ねて来てくれていた祥子さんにミオちゃんが「ばぁばはいなくなったりしない?」と泣きながら聞いていました。その姿を見て、ミオちゃんがずっと不安な気持ちを我慢していたのだと痛感した雪江さんは、ミオちゃんを養子にする決意をします。ずっと一緒にいられるように家族になる手続きをすると説明すると、ミオちゃんも喜んで受け入れました。その後、ミオちゃんと仲良くなった祥子さんがたびたび遊びに来るようになりました。ある日、祥子さんから「ずっと『ばぁば』って呼ぶの?家族になったんだし、特別な呼び方にしてもいいんじゃないかしら」と言われたミオちゃんは、雪江さんのことを「雪ママ」と呼ぶことにしました。

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孫のわがままが嬉しい

孫のミオを養子に迎えた私。ミオとすっかり仲良くなった部下の祥子ちゃんは、たびたび我が家に遊びに来てはミオとお菓子作りをしてくれるなど、とても可愛がってくれています。あるとき、祥子ちゃんは「ミオちゃんは、課長のこと、ずっと『ばぁば』って呼ぶの?」とミオに聞きました。特別な呼び方にしてのいいのではと言われたミオは、少し考えてから「・・じゃあ、『雪ママ』にする」と言いました。少し照れたように「雪ママ?」と言うミオを見て、私もなんだか照れくさくなってしまいました。でも、親子でもない、単なる祖母と孫でもない、私たちにぴったりな新しい呼び方ができて嬉しいです。

その日以降、私とミオの関係に少し変化がありました。呼び名が変わった影響もあるのか、ようやく慣れてきたのか・・ミオも、少しずつ打ち解けてきて、多少のわがままを言ってくれるようになりました。ある日、「雪ママ、友達の家に遊びに行くから、お菓子持っていきたいの。一緒に買いに行こう」とミオが言いました。

「家にいろいろあるじゃない。持って行っていいわよ」とさらりと答えると、ミオは「あのね、ゴマのおせんべいとかじゃなくて・・今クラスで人気のあるのがあってね」ともじもじしながら言い、

「スーパーで売ってるの、チョコとクッキーの・・買ってくれる?」と遠慮がちに聞いてきました。なるほど、そういうことね!ミオの気持ちを察した私は「もちろん!今から買いに行きましょ」と言うと、「ありがとう!」とミオは目を輝かせました。

スーパーへ行き、ミオの欲しがっていたお菓子をカゴに入れると、しばらくして「あのね・・これも買ってくれる・・?」と遠慮がちにおまけ付きのお菓子を持ってきたミオ。「ひとつだけよ」と言うと、

ミオは「雪ママ、ありがとう」とそれはそれは嬉しそうな顔をしました。こんな些細なことでこんなに喜ぶミオを愛おしく思いながら、私はミオがうちに来た頃を思い返していました。最初の頃は遠慮ばかりだったミオが、今はこうして私にお願いしてくれるようになったのです。ミオの小さなお願いがとても嬉しくて、もっともっとわがままを言ってくれてもいいのにと思ってしまうほどです。

雪江さんのことは大好きでも、なかなか甘えることができず無意識に我慢してしまっていたミオちゃん。少しずつ時間をかけて甘えられるようになったのですね。2人の関係がどんどん深くなっていっていますね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • 情けないわ より

    そうだよねー
    小学生がお友達と遊ぶ時に持っていくおやつが”ごませんべい”ってのはかなり渋過ぎるかな(苦笑)
    食べたら美味しいけどね(笑)
    バカ娘が行方不明になって一段と寂しい時間があっただろけど、婆さん(雪ママ)との新生活が何より楽しそうで本当良かったよ
    〜!今が1番幸せな状態、これで話を終わらせてやってくれェェェ

  • より

    なんか、逆に嘘臭い関係になったような気がするな~
    所詮は見せかけだよ。
    この子が求めているのは本当の親だから、いくらばぁばが頑張っても心は満たされないのでは?

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