[36]孫を置いて消えた娘|これからもずっと一緒にいるため、孫に一緒の戸籍にしたいと伝える

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前回のお話

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、忙しくも幸せな日々を送っていた雪江さん。しかしある日、リコさんは「今は彼との時間が一番大切」と言い残し、ミオちゃんを置いて姿を消してしまいます。行方を探すも、リコさんは半年前に仕事を辞めてスマホも解約済み。アパートの退去手続きもされており、手がかりは何もありませんでした。雪江さんはミオちゃんを守ることを最優先に考え、自分の扶養に入れることを決意しますが、学校から家庭調査票の提出を求められたことをきっかけに法的な手続きを視野に入れます。役所に相談に行くと、手続きには父親の協力が必要だと言われ、リコさんの元夫隆文さんと会うことに。そこで、隆文さんが浮気したのではなく、リコさんから離婚を切り出したと知りった雪江さんは衝撃を受けます。さらにミオちゃんと過ごした時間がほとんどなく、再婚して新い家族もいる隆文さんは、「ミオのことをお願いします」と雪江さんに頭を下げました。法的な手続きへの目途が立った雪江さんは、ミオちゃんに母親が戻らない可能性や、これから困らないよう準備を進めていることを正直に伝えます。ミオちゃんは雪江さんと暮らすことを承諾してくれ、改めて2人だけの生活がスタートしたのでした。それからゆっくりと時は流れていき、ミオちゃんの誕生日がやってきます。お祝いの言葉くらいは、と淡い期待を抱いていた雪江さんでしたが、リコさんからの連絡は何もありませんでした。ある日、珍しく体調を崩した雪江さんは会社を休むことに。ミオちゃんに今日は家にいると告げ自室で休みます。数時間後目を覚ますと机にミオちゃんからのメモとスポーツドリンクが置かれていました。その優しさに嬉しくなりながら、早く元気にならなければ、と思います。夕方、大分楽になった雪江さんが部屋から出ると、リビングから話し声が。「まさかリコが?」と覗くとそこには祥子さんがいました。雪江さんのためにおかゆを作っている二人でしたが、雪江さんが体調を崩したことで不安になったミオちゃんが泣き出してしまいます。その姿に雪江さんは「不安にさせてごめんね」とミオちゃんを抱きしめました。泣きつかれて眠るミオちゃんの横で、雪江さんは家に来てくれた祥子さんにお礼を言い、以前から考えていたミオちゃんを養子に迎える決心をしたことを伝えます。

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ばぁばとずっと一緒がいいと笑ってくれた

泣きつかれて眠るミオの横で、私は祥子ちゃんにお礼を言いました。祥子ちゃんは見せたい資料もあったため、ついでに寄ってくれたようです。私に何かしたいと言ったミオと二人で、おかゆを作ったと教えてくれました。そして改まって「ミオちゃんを幸せにしてしてあげてください」と言います。私も不安にさせていたミオの姿を見て、以前から考えていたミオを養子に迎えることを決心したと告げました。

祥子ちゃんが帰ってから、私はミオの作ったおかゆをいただきます。「作ってくれたおかゆ、おいしいわ」と言えば、ミオが嬉しそうに「祥子さんと一緒に作ったの」と笑いました。「料理上手な孫がいて、幸せだわ」

私は改まってミオに声をかけます。「ミオ」「なぁに?」「ばぁばはね、これからもずっとミオと一緒にいられるように、ミオをばぁばと一緒の戸籍に入れたいの」

ミオは「こせき?」と首を傾げました。「ミオと、ばぁばは『家族です』ってことよ。いいかしら?」と答えると、ミオは「そうしたら、ずっと一緒?」と聞いてきます。「そうよ、ずーっと一緒」と微笑みながら言いました。

するとミオは、「うん、ばぁばと一緒がいい。うさちゃんも」と誕生日プレゼントのうさちゃんを抱き上げながら、満面の笑みで返します。ミオの笑顔に私も笑って頷きました。「『家族』だものね」

その後、私はミオの実父、隆文さんに連絡し取り、ミオを私の養子にすることに協力してもらいました。彼自身、ミオへの責任が無くなり、安心したのもあるのでしょうが、ミオのためにもそのほうがいいと、とても喜んでくれたのは幸いでした。リコへのメッセージは、やはり既読にはなりませんでした。

ミオちゃんの笑顔がとても素敵ですね。今までずっと不安定な環境だったこともあり、雪江さんとずっと一緒にいられることが嬉しかったのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • 匿名 より

    養子にするのはいいんだけど、シングルだった人が再婚するのとは違って、あくまで祖母が孫を育てるという状況なわけだし、子供の将来のことを考えると、養育費は引き続き貰えるように交渉した方がいい。

  • ばばあ より

    養子にする事で、ばあばに何かあっても遺産がちゃんと孫に渡せるからでは?
    今のままだと行方不明の娘に全部わたってしまい、わけのわからない男に消えちゃいそうだ。

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