[79]「娘が羨ましかったんですね」核心を突いた母の指摘に憤慨する担任。イジメに負けなかった小2の私|まるの育児絵日記

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前回のお話

小学2年生のまるさんに度重なるいじめをしていた担任の性根先生は、お母さんから詰め寄られると反省するどころか開き直って「何もかも腹が立つ」「生意気」と本音をぶちまけました。そして「自分は全て先生の言う通りにした」「左利きの娘をちゃんと右利きに矯正した」と子どもの頃の自分の我慢や苦労を熱く語り、自分がまるさんにした酷い行為を、教師である自分に反抗するまるさんが間違っているから正したまでだと言って正当化しました。性根先生のとんでもない主張にお母さんは唖然とします。

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イジメに負けなかった小2の私[79]

教師である自分に反抗するまるさんは間違っているから正しただけだと主張し、まるさんへのいじめ行為を正当化した性根先生。

性根先生の独りよがりな演説を黙って聞いていたお母さんは「そうですか。先生自身が我慢してきたことや従ってきたことを・・娘は何一つやらないと」と性根先生が言ったことを繰り返しました。性根先生が「そうです!」と強く答えると、

お母さんは「なんだ!先生は娘が羨ましかったんですね!」とさらりと笑顔で言いました。想定外の反応にキョトンとなる性根先生。

お母さんの言葉が癇に障ったのか、性根先生は首を思い切り横に傾け「は・・?私の話、聞いてました?」と我慢ならないといった様子で聞きました。

お母さんが「えぇ。誰が聞いてもそう思う・・」と冷静に答えると、「そんなワケないでしょーがっっ」と感情的になる性根先生。ムキになる性根性生徒は対照的に、どんどん冷静になっていくまるさんのお母さんです。

性根先生の言動に呆れ果てたお母さんは「ハァ・・」と溜息をつくと「先生には何を言ってもムダなようですね」と言ってゴソゴソと何かを取り出しました。

「実は、今までの事をクラス全員の親御さんに伝えて先生と私、どちらに賛同するか聞いてみようと思ってましてね・・」とお母さんが切り出すと、「は?」と面食らった表情になる性根先生。

お母さんは「このようにっ!書き出して、クラス分のプリント作りました!」と笑顔で自作のプリントを見せました。
話の通じない性根先生には何を言ってもムダだと悟ったお母さん。自分が正しいと信じて疑わない性根先生には、客観的な意見を示すことが効果的かもしれませんね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
お母さん、こんなプリントを準備してきていたなんて用意周到ですね!

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