前回の話
これはまるさんが小学2年生だった数十年前のお話です。ある日、まるさんが先生に漢字の書き順の間違いを指摘したところ、その日から先生のまるさんへの当たりが強くなっていきました。先生は黒板をノートに写しているまるさんに突然「左利きなんてみっともない。直しなさい」と責め、さらに「これから左手で文字を書いたら罰として休み時間10分正座」ととんでもないことを言い出しました。
私をいじめたのはまさかの担任でした。[3]
今までは何も言わなかったのに、突然「左手で文字を書いたら正座」と言った先生。
今では信じられない先生のこの言動ですが、数十年前の昭和の時代には先生が正座やビンタで罰を与えることが割とありましたそして、親も「悪いことしたら遠慮なくバチーンいったって下さい先生!」というスタンスが多かったのです。
突然先生から左手で文字を書いたら正座と言われたまるさんは「え?正座?」と困惑。
どうしていいか分からず固まっているまるさんに、先生は「分かったらはやく!!鉛筆を右手に持ち替えなさい!」と大きな声で言い、驚きと恐怖でまるさんはビクッとなります。
恐怖で先生に言われるがまま鉛筆を右手に持ち替え書き始めますが、慣れない右手では当然うまく書けず、まるさんの目には涙がにじんできます。
すると、まるさんにしか聞こえないくらいの小さな声で「泣けば許されると思って・・・」と先生がボソッと呟きました。
そして「みんなができてることができないまるさんが『悪い』んですよ。泣いてるヒマがあるなら右手を動かしなさい」と言い放ちました。
先生の言葉に「・・・私が悪いの!?」とまるさんは愕然としました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
先生にこんな酷い言葉を浴びせられ、小学2年生のまるさんはどれほど怖かったことでしょうか。