私をいじめたのはまさかの担任でした。[18]


まるさんが休みの日は、クラスで一番痩せてる子が残りの給食を食べさせられたと知り、驚くまるさん。

でも、この日のまるさんは、給食について不安はなかったのでした。

なぜかと言うと、先生にいじめられていることは言わなかったものの、連絡帳に「医師からしばらくは、胃腸に刺激の少ないものを少量ずつ食べるよう言われております。本日の給食は牛乳なし、おかず少なめでお願いします」とお母さんが書いてくれたからでした。

この頃、給食を残す条件として、「アレルギーがある子」「親からなんらかの報告があった時」の二つだけが有効だったのでした。そして、まるさんの連絡帳を確認した先生は無言に。

まるさんの近くへ来ると、「まるさん、体調はもう大丈夫なの?」とたずねました。先生の質問に「はい」と答えるまるさん。

珍しく先生に心配してもらえた。そう思って嬉しくなったまるさん。

でも、「そう。でも、わざわざ給食減らさないといけないくらいなら、食べられるようになるまで休めばいいのに」と毒のような先生の酷い言葉に、まるさんの思いは一瞬で打ちのめされたのでした。

そしてさらに、「あとまるさんは一人っ子だから過保護に育ちすぎ。仕方ないから、おかずは減らしてあげます。けど牛乳は飲みなさい!!」とお母さんの連絡帳は完全無視で勝手ルールを発動したのでした。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
先生が体調を心配してくれた、うれしくなるまるさんがとっても健気でかわいいです!