アカリさんは、100万円を盗んだ疑わしい人間が思い浮かんでいることを藤本さんに伝えました。でもまだ確証がないし、信じられないという本心も打ち明けると、その言葉を遮るように藤本さんが口を開きました。
[50]リサイクル店で買ったレジャーシートに【100万円】入ってた話
「疑わしい人間が思い浮かんでるんです」というアカリさんのことばを聞いて、藤本さんは
「あなたの様子からそうじゃないかと思ってました。」と言いました。
そして、がしっとアカリさんの肩を両手で掴むと、アカリさんの目を見て伝えました。
「アカリさん、これは私からのお願いです。」
「その方はあなたにとって大切な人なんでしょう?
もし本当にお金を盗んだのだとしても、魔が差してしまったのだと思います。」
「あなたは優しい人だからきっとそのお方からお金を取り戻そうとして下さるでしょう。でもね・・・
どうかあなたの心が傷つかないようにして下さい。」
「どうか・・・どうか・・・ね。」
藤本さんの思いやりの言葉に、アカリさんの目には涙がにじんできました。
「・・・はい」
くまお
4歳と2歳の女の子二人の子供を育てているパパ
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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思いやりの心に涙が出てしまいましたね。とても近しい人の中からお金を盗った人を特定しなければならない辛さはありますが・・・本当に、一体誰が!?
[ママ広場編集部]