「失敗=自分は失敗者」ではない。大切なのは「結果」ではなく「過程」を褒めること。

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大切なのは「結果」ではなく「過程」を褒めること!今回は子どもへの接し方について、合同会社OFFICE Waon輪音CEOの三星裕里香さんにご自身の経験を交えてお話いただきました。

「過程」をほめる大切さ

子どもが何かに挑戦し、失敗の体験をした時は過程をほめることが大切です。
大人から自分が頑張って取り組んだ過程をほめてもらうことで、たとえ失敗してもそれまでの取り組みは間違っていなかったと子ども自身が知ることができます。
その結果「失敗=自分は失敗者」と捉えるのではなく、また楽観的に軽視するわけでもなく糧として次の成功のためにはどんな行動が必要なのか考えることが、自然と思考習慣がついてきます。
また、「どんな夢を描いてもあなたにはできる」「可能性は無限大」と言った言葉は自分に自信を持つことへと繋がります。
5歳からピアノを続け、親や先生にこのような言葉をかけられたことで失敗を成功のための学び・向上のきっかけと捉えることができました。
「小さすぎるからまだ早い」ということはありません。
やってみたいと思ったことをまずは挑戦させてあげましょう。
そこで「できた」という自信が付くのはもちろん、挑戦できる自分のことも好きになることができます。

また、学生生活の中で、友人関係で悩んだり、自分の行動が結果空振りして辛い経験、悔しい経験をすることもあると思います。
そんな時にも、「〇〇を言わなければよかったのに。」や「△△をしなければよかったのに。」と言った結果について話すのではなく、その行動の過程に目を向けてあげてください。
私自身、高校生活の中で友人関係のことで悩んだ時に母から「人のことを考えてこんなに動ける、想えるあなたはすごい」「その思いやりに救われる人はたくさんいる」ということを言ってもらいました。

自分は誰かにとって大切な存在と気づく大切さ

幼少期から自分の存在そのものを肯定し「どれだけ望まれて生まれたか」「どれだけ愛しているか」を言葉で伝えることで「私は誰かにとって必要な人なんだ!」と肌で感じることができます。
これは、幼少期だけでなく、思春期や大人になってからも辛い経験を乗り越える糧となるでしょう。
これらの言葉すべてに共通するのは「大きな愛」です。
私自身もこれらの声掛けが、自己肯定となり、今も原動力となっています。
現在は、一児の母として、習い事の講師として後世に大きな愛を伝え続けることを意識しています。

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