「うつるといけないから実家で過ごす」子どもも妻もほったらかし

何を言ってもすぐ「お袋ならやってくれたのに」と言い出す夫にうんざり。
この日もキッチンに用意した夫の朝食を、自分でテーブルに運んで欲しいとお願いすると、「えー・・お袋なら準備してくれてたのに・・」とまた同じセリフ。余裕の無さとこれまでのモヤモヤが重なり、つい「私、あなたのお母さんじゃないし」とポロリ。夫に聞き返されたものの、「今、手が離せないから!ごめん!!」とはぐらかしてセーフ。
そして、「そういえば昨日の食器、テーブルに置いたままだったよ」と言うと「あー・・忘れてた」と悪びれもせずに言う夫に、「そんなにいうならチエミが片付ければいいだろ?」と言われカチン!
「お願いだから片付けておいてね」と言った後、家を出て子ども達を自転車に乗せて走りながら、「お袋・・お袋・・お袋って・・!」と怒りが込み上げてきました。
そして夕方。コノハくんとクルミちゃんをお迎えに行き、家に帰って来ると、テーブルには食器が片付けられもせずそのままに。
「うそでしょ!?もう・・!!」と心の中で呟くと、「ママ~、パパってどうしてお片付けできないんだろうね~」コノハくんにそう言われ、「そうだねー・・どうしたらいいかな~・・」と呆然とする私です。

立ち尽くす私に「コノハがてつだってあげるね!」「クルミもぉ~!おてつだいする~」そう言って子どもたちが2人で食器を片付けてくれるのを見て、「えーっ!嬉しい!ふたりともありがとう~」思わず涙がこぼれてきました。

ある日のこと。
「ヤバい・・寒気がする・・」突然の寒気に襲われた私は、すぐに夫に連絡しました。

震える手でスマホを取り出して夫に助けを求めたのです。
「ごめん・・体調悪いから、早く帰ってきて子どもたちのことみてくれないかな?」

すると、
「うつると仕事にいけなくなるし、みんなに迷惑かけるからこのまま実家帰るわ。週末こっちで過ごすから」
と信じられないメッセージが帰ってきたのでした。
どれだけ言っても片付けてくれないマサヒコさんに、「食器お願いだから片付けておいてね」と念押ししたチエミさんは、子ども達を自転車に乗せて保育園に向かいながら「お袋・・お袋・・お袋って・・!」とわいてくるのは怒りばかり。そして夕方、子ども達を迎えに行き家に帰ってくると、テーブルには、食器が片付けられもせずそのまま置かれていて、「パパってどうしてお片付けできないんだろうね」と呆れるコノハくんに、「そうだね・・どうしたらいいかな・・」と呆然としながらそう言うと、「てつだってあげるね」とコノハくんとクルミちゃんが率先してお片付けしてくれ、チエミさんは思わず涙がこぼれそうに。
またある日、「ヤバい・・寒気がする」と自身の体調を心配したチエミさんが、マサヒコさんに、早く帰ってきてくれるようお願いすると、「うつると仕事に行けなくなるし、みんなに迷惑かけるから。週末は実家で過ごす」と平然と言い、助けようという気持ちすら感じられませんでした。
日常の育児や家事、全てをチエミさんに任せっきりにしておきながら、チエミさんが困った時は知らんぷり。マサヒコさんの神経を疑ってしまいますね。
ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ