[6]義母と私を比べる夫|発熱し「何も考えられない」体調の悪い妻を見捨てた夫に詰め寄る気力もない

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前回のお話

妻チエミさんの家事育児に協力的しないどころか、何かにつけてチエミさんと自分の母親を比べ「お袋ならやってくれたのに」と言う夫マサヒコさん。毎朝子ども達の登園準備に忙しいチエミさんが、用意したマサヒコさんの朝食を自分で運んでとお願いするも、「お袋なら・・」と言い出すマサヒコさんに「あなたのお母さんじゃないし」と思わずポロリ。その後、昨日の食器も片付けていないことを指摘すると、「そんなにいうならチエミが片付ければいいだろ?」と言い出すマサヒコさんに、「お願いだから片付けておいてね」と念押しし、急いで子ども達を保育園に送りながら怒りが込み上げました。そして夕方家に帰ってみると、あれだけお願いしたにもかかわらず片付けられていな食器を見つめてうんざり。その後、また別の日に突然寒気を感じたチエミさんが「体調悪いから早く帰ってきて子ども達をみてくれないかな」とメッセージを送ると、「うつるといけないから実家に帰るね」と冷たい言葉が返ってきました。

1話目から読む

「ママの隣にいてあげる」母親を心配する子ども達の言葉が心にしみる

何かというと「お袋なら・・」と言い出す夫にうんざりしつつも、せめて自分で使った食器を片付けてくれるようお願いして家を出た私。夕方、コノハとクルミを迎えに行ってから家に帰ると、案の定食器は片付けられておらず出しっぱなし!呆然とする私をコノハとクルミが「おてつだいする~」と片付けてくれました。
その後、「ヤバい・・寒気がする・・」と体調不良になった私は、「体調が悪いから、早く帰ってきて子どもたちを見てくれないかな」と夫にメッセージを送るも、「うつるといけないから実家に帰る」とそっけないメッセージが届くのみで優しさのかけらも感じられません。

「・・いや、子どもたちはどうするのよ・・」ソファで横になりながらそう呟いたものの、「・・ダメだ、何も考えられない・・」と静かに目を閉じました。

そして、テーブルに置いたのは、レトルトカレーと、レンジででチンするごはん。
「ごめんね、ママちょっと体調が悪くて・・ごはん簡単でごめんね」と言うと、「ママ大丈夫?」「いいよーっ!」コノハとクルミがそう言ってくれました。

そして、
「歯磨きしたら、今日は早く寝れるかなー?」2人にたずねると、「ママ・・つらい?木の葉が隣にいてあげるね」「クルミもーっ!2人が次々にそう言ってくれました。

2人の言葉を聞いた後、「ありがとね。でもうつるといけないから離れて寝ようね。2人で一緒に寝れる?」私の言葉に、「うん!!」2人揃って元気に返事をしてくれました。

その後、
「ほんとにごめんね」
私はそう呟いた後、倒れてしまい、そのまま寝込んでしまいました。

突然激しい寒気を感じ、このままでは!とマサヒコさんに助けを求めたチエミさん。「体調悪いから、早く帰ってきて子ども達をみてくれないかな?」チエミさんのメッセージに「うつるといけないから実家に帰る。週末は実家で過ごす」とマサヒコさんの冷たいメールが!子ども達のことも、チエミさんのことも、何も考えていないことがハッキリわかり、呆然とするチエミさんは、

「・・いや子どもたちはどうするのよ・・」と呟いた後、頭がボーっとして何も考えられなくなってしまいました。その後なんとか起き上がり、子ども達のためにと、レトルトカレーとパックごはんを用意して、「ママ体調が悪くて・・ごはん簡単でごめんね」と言うと「ママ・・つらい?隣にいてあげるね」と心配する子ども達に、「ありがとね。でもうつるといけないから離れて寝ようね。と言い、2人を見送った後、倒れ込むように眠りについたのでした。

こんな大変な状況を知りもせず、実家でのんびり過ごすマサヒコさんの気が知れませんね。

ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

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