［５］マンションなのに2ｍの鯉のぼり｜私が選びたい。義母と五月飾りを見に来た嫁が一目惚れした兜に即ダメ出し。

意見を聞いてくれない義母

おひなさまを買ってくれたお義母さんに感謝はしているものの、話を聞いてもらえなくて少し悲しかった思いが残っている私なので、「私も娘のおひなさま・・選びたかったなぁ。五月飾りは私が・・！」とおひな様の時に心に決めたのでした。

「・・っていうことがあったなぁ４年前・・。あの時はもっと話聞いて欲しかったなぁ」と昔の思い出に浸っていると、「ねぇ、じゃあ今から見に行かない？」と買う気満々の義母の声で我に返りました。
「え？今から！？・・いや兜も鯉のぼりもまだ本当考えてなくて・・」となんとか伝えますがお金の問題かと思ったのか「あら心配しないでいいのよ！買ってあげるから！」と強引に誘われてお店に行くことになってしまいました。

「だから・・そこがネックなんだって・・！」心配してないし、自分で買うつもり！という思いも空しく・・

五月飾りを見るためお店に着くと、「これ、どうかしら？？こっちもいいわよね！あら、これも！」と立派な兜を見て大はしゃぎするお義母さん。確かにどれも立派で素敵ですが、マンションに飾るとなると大きすぎます。義母と離れ、ひとりで店内を見て回りました。

すると、その中にとても可愛らしい兜を見つけて思わず「わぁ」と言うほどに一目惚れしました。

可愛い兜を見つけて嬉しくなった私はすぐにお義母さんに知らせました。「お義母さん！これどうですか？？かわいくて子ども達も気に入ると思いま・・」ところが言いかけるとお義母さんは私の言葉を遮って「だめよ！そんな安いの！遠慮しなくていいからちゃんとしたのを買いなさい！ねっ！！あっちの大きいの！！」と言いました。

「だから・・それがイヤなんだってーーー！！」と心の中で叫ぶしかありません。

雛人形に続き、五月飾りもお義母さんの好みで選ばれそうな雰囲気ですね。息子を想ってくださる気持ちはありがたいのですが、やはり置く場所の確保問題がありますし、いよさんの意見や好みにも耳を傾けて欲しいと願いますね。

ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

脚本・編集・作画：めめ　　
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く３児の母。