[10完]悪気がない義父が憂鬱|身内でもダメ!「許可なく撮影するのは盗撮」厳重注意されようやく解決

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前回のお話

義父からの気持ち悪いメッセージに悩んでいた妻カナコさん、その後、隠れて写真まで撮られてしまうようになり恐怖を感じていました。義実家で「盗撮は犯罪」だと訴えるも懲りない魏父母と夫コウイチさんにうんざりしたカナコさんがアプリの義実家グループを削除しようとするも、コウイチさんにすぐ追加されてしまい、「もうやだ・・この家族」とがっくり。その後、義実家グループのメッセージを見ることはなくなっていったのでした。

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悪気がない義父が憂鬱[10完]悪気がなくてもダメなものはダメ!

そしてある日のこと。
「今日は何作ろうかな・・あ!白菜が安い!今日はお鍋に・・」スーパーで買い物していたカナコさんに、「カナコさーん!カナコさーーーん!!」と声がして、「えっ?」驚いたカナコさんが辺りをキョロキョロと見回すと、「あの、今よろしいでしょうか?」と声をかけられました。

「け、警察ーーッッ!?」なんと声をかけてきたのは警察官!「えっ!?あっ・・はい!」驚いて返事をするカナコさんに、「今、あの方があなたを盗撮していたようで」と言われ、指さした方を見ると、「え??あっ!お義父さん!!」そこにいたのは義父でした。「あっ・・身内の方でしたか?」警察官にそうたずねられると、

「いえ・・義理の・・あの・・また私を写していた感じですか?」カナコさんがたずねると、「この辺りで不審者情報がよくあるようになりまして、声をかけたらあなたのことを撮影していたようで・・」警察官の言葉に、「あっ・・そうですか・・あの・・私・・義父から勝手に撮影されて困っていて・・注意をしていただくことは可能ですか?」カナコさんがそう言うと、

「・・わかりました!」警察官がそう言うと、店内にいた人々がじっと見つめるなか、義父と一緒にスーパーから出て行きました。

そして、「お父さん、許可なく人を撮影するなんてダメ!!盗撮だよ?」警察官にそう言われ、「そんなつもりじゃ・・身内だし・・」しどろもどろになりながら義父が答えると、「最近、カメラを向けられているかもという不審者の情報も多いから」と言われ、「不審者!?!?」自身が不審者扱いされたことに驚く義父。

警察官が義父に厳重注意した後のこと。
「この度はご迷惑をおかけしました。もう勝手に撮影しないようきつく伝えます」カナコさんが警察官にお礼を言うと、「はい!よろしくお願いします」と答えました。
そして、「お義父さん、不審者として通報されていますよ・・!もうこれに懲りたらやめてくだsだい!!」カナコさんの言葉に、「はい・・」青ざめた表情でそう答える義父。

その後、義父はカナコさんの家を散歩コースにするのはやめたようでした。
コウイチさんも、自分の父親が警察に注意されたことを聞き、驚いていましたが、警察から注意されないとダメなことだとわからない、ということに呆れるカナコさん。

こうして、その後義実家グループに、義父からのメッセージはなくなりました。
「悪気がなくてもダメなものはダメ・・!義父にはいい薬になったと思います」
カナコさんは今回のことを振り返ってそう呟いたのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
長男とーくん、次男おーくん、長女いーちゃんのママ

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