捨てられても信じ続ける義父を訪ねて謎の人物が現れた

アケミさん、ケイコさん、そしてカナメさんの3人が実家に集まると、義父のサインしか書かれていない婚姻届と残高がほぼなくなった通帳を見て、「これでわかったでしょ。騙されてたんだよ、お父さん」とアケミさんがハッキリ伝えるも、「俺はカズちゃんを信じる」と譲りません。そんな展開があったとナツさんが友達に話すと「予想通り・・ベタすぎる展開で驚く」と言う友達に、「ここからがカズハさんのすごいところ」と、とカズハさんから送られて来た手紙の話を始めました。
「私のお腹の子はたっくんの子ではありません。たっくんのそばにいたかったけれど、たっくんに迷惑を掛けられない。この子と2人で生きていこうと決めました。探さないで。さようなら」
そう書かれた手紙を読み、義父が落ち込んでいたことを話しました。
「いや・・それって・・」「え・・それでお義父さんその手紙信じたの??」友達が驚いてそう言うと、「・・うん。カナメたちはお義父さんの退職金を全部手に入れたし、生命保険の受取人になれなかったから、もう用済みになったのかなって認識だったけど」とナツさん。

「用済み」と聞いて、「うわ・・カズちゃんえぐすぎるよ・・」「この手慣れてる感じ・・常習犯なんじゃ」と口々に言い出す友達に、「ははは・・それで結婚式にいなかったってわけなんだ」ナツさんがそう答えると、「まぁでも死ぬのを待たれるよりまだマシか・・」と友達が言うと、「でもここで終わらなくて・・」とナツさん。

「え!?まだ続きがあるの!?」「キレイに終わった・・と見せかけて!?展開早すぎない!?」驚く友達に「あはは・・いや、ほんと・・そうなんだよね・・」そう言ってナツさんが話し始めました。
「ピンポーン」

「・・はい。どちら様でしょうか?」玄関のインターホンが鳴り、義父が玄関の扉を開けると、そこに立っていたのは、サングラスにスーツの怖そうな男性が2人。もちろん義父は知らない人達です。

すると、「こちらに『コバヤシノリコ』さんはいますか?」黒ずくめの男性にそう聞かれ、「はぁ??」義父は訳がわかりませんでした。
突然消えてしまったカズハさんと実は結婚もしておらず、お腹の子も義父の子ではないと言い、残っていたのは「妻になる人」の欄にサインのない婚姻届と、残高のない通帳のみ。にも関わらず、「カズちゃんを信じる」と言う義父。その話をナツさんから聞いた友達は「お義父さん、その手紙信じたの??」とビックリ。3人の姉弟は、カズハさんが義父の退職金もを手に入れてもう用済みなのではという認識だと言った後、「でも死ぬのを待たれるよりマシか・・」と言う友達に、まだ続きがあると言うナツさん。
カズハさんが出て行って少し経った頃、突然義父の家を訪れる人が。義父が扉を開けると、スーツにサングラスの怖そうな男性が二人立っていて、「こちらに『コバヤシノリコ』さんはいますか?」とおもむろにたずねたのでした。
義父の退職金を手に入れたカズハさんから送られた手紙を信じている義父が、何だか不憫に感じますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。