[12]年下義母ができました|お金を使い込ませた超年上夫に「別れよう」としらじらしい演技

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前回のお話

夫カナメさんと結婚した妻ナツさんは、義父が彼女のカズハさんに大量のブランド物を贈った上に、生命保険の受取人までカズハさんにしようとしていたと知り愕然。カナメさんの姉アケミさんとケイコさんが義父を説得しようとするも、カズハさんを信じて疑わない様子。ケイコさんがカナメさんの為に、と亡くなったお母さんが残してくれた通帳の場所を義父にたずねると、「もう無い・・使った」とうつむきながら言い、よくよく聞いたところ、カズハさんの弟のためにお金がいると言われ、義父はなんとかしてあげたくてカナメさんの通帳を渡したのでした。

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使ったお金のことは忘れて盛り上がる二人

「お母さんがカナメの為に残してくれたお金を、お父さんが勝手にカズハさんに渡した」と正論をぶつけるケイコさんに、「ひどい言い方するな!」と怒った義父、その言葉に、「ひどい言い方?ひどいのはどっちよ!?お父さんじゃない!お母さんが貯めてくれていたカナメの通帳を勝手に使って!!」ケイコさんが義父を責めます。

「どうするつもりなの!?」ケイコさんに言われた義父は、「・・無いものは無い。それだけだ」と静かに言いました。

その言葉を聞いて「・・・」驚きのあまり言葉を詰まらせたケイコさんは、「・・ねぇ、カナメの結婚だよ?そんな蔑ろにしていいことじゃないでしょ。もう私たちのことは大切じゃないの・・?」と悲しそうに言いました。

「ねぇ、お父さん・・?」ケイコさんがもう一度言うと、さすがに「・・・」無言になってしまいました。すると、「ご・・ごめんなさい」カズハさんが口を開きました。

「私がたっくんと結婚したから・・たっくんのこと好きになった私がいけないの。私、たっくんとたっくんの家族が喧嘩するところ見たくないよ・・」そう言って下を向くカズハさんは、その後「たっくん・・私たち別れよう」カズハさんの言葉に愕然としたのは義父です。

「これ以上、たっくんが責められるのなんて見たくない」カズハさんの言葉を聞いて、「・・カズちゃん」そう言いながら涙ぐむ義父は、「カズちゃん、俺は別れたくない・・!」そう言ってカズハさんを抱きしめていたのでした」

「・・と、こんな感じだったみたいです」ナツさんが友達にそう言うと、
「うわぁ・・カズちゃんのしらじらしい演技が目に浮かぶ・・」
「・・身ぐるみ剝がされて捨てられるまで気づかないやつね・・」
と、友達が口々に呟くのでした。

再婚してから散財したり保険金の受取人を変更しようとしたり、亡くなった奥さんが息子カナメさんのために貯めていた大切なお金までもカナメさんに使うようになってしまった義父。「俺がしてやりたかった」と言わせているカズハさんはあくまでも「私は断っている」「そばにいられるだけでいいのに」という姿勢を見せていますが、再婚して日も浅いのにもう「別れよう」と言っているところをみるとナツさんのお友達が言うように、しらじらしいなと思ってしまいますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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