[11]年下義母ができました|弟の学費のために働くと言う妊婦の後妻に黙って息子のお金を渡した義父

アイコンイメージ
前回のお話

夫カナメさんと結婚した妻ナツさんは、彼女のカズハさんに大量のブランド物を贈った上に、生命保険の受取人までカズハさんにしようとした義父を義姉のアケミさんとケイコさんが止めたものの、その後「お母さんが亡くなる前に話してたカナメの通帳を今日持って帰っていい?」ケイコさんが義父にたずねると、言葉を濁しながら下を向き、「もう無い・・使った」と言われ愕然!すると、「ご・・ごめんなさい!私のせいなんです!」カズハさんが言いました。

1話目から読む

母親の息子に対する想いを踏みにじった義父

カナメさんのお母さんが生前残してくれていた預金通帳を、結婚を機に渡したいと申し出たケイコさん。すると、「もう無い・・使った」という義父と、それを庇って「私のせいなんです!」と言うカズハさんにケイコさんはビックリ!すると、「違う!これは俺がしてやりたかったんだ!」「でも・・」と言いあう2人に、「ちょ・・ちょっと待って!2人の世界に入らないで!!ちゃんと説明して!!」とケイコさんが言いました。

カズハさんは、お金を使わせてしまった経緯を説明しました。「あの・・実は、私・・早くに両親を亡くしていて・・今、大学生になる弟がいるんです。弟のために学費を稼がないといけなくて・・働きたいってたっくんに相談したら・・」

「たっくんが・・『俺の子がお腹にいるのに働きになんて行かせられない』って言ってくれたんです。それで、たっくんがお金を出してくれたんです。まさかカナメさんの大切なお金だったなんて・・私、知らなくて・・」ぐすんぐすんと涙ぐみながら話すカズハさんを見て、「カズちゃん・・」心配そうに見つめる義父。

すると、「たっくん!やっぱり・・私、今からでも働くわ!たっくんの家族に迷惑かけるなんてできない!!子どもがいても働けるところ探すから!」カズハさんがそう言うと、「何言ってるんだ!体は大切にしないとだろう・・!俺がカズちゃんにしてやりたかったことなんだ。気にするな!」2人のやりとりを聞いて「・・・」絶句するケイコさん。

そして、「・・つまり、お母さんがカナメの為に残してくれたお金を、お父さんが勝手にカズハさんに渡した・・・ってことね」と言うと、「ケイコ!ひどい言い方するな!」と義父が声を荒げて言いました。

カズハさんは大学生の弟さんのために学費を稼がなければならないと言っています。妊娠しているカズハさんを働かせるわけにはいかないといってカナメさんのための預金を使ってしまったのですね。カズハさんのためにしてあげられることは何でもしたい様子の父親に、ケイコさんも怒り心頭のようです。弟の存在や、実際には何にお金が使われてしまったのかなど、つい疑ってしまいますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

この記事をSHAREする