家族の中で孤立した義姉

ユキさんの無神経な「思い出話」で嫌な気持ちになり、帰ってしまったルカさん家族。その後、アサヒさんや子ども達に責められても神経質すぎると聞く耳を持たなかったユキさんですが、アサヒさんの「自分が勝ち誇るために人の心を踏みにじるユキのそういうところ、無理」と言われてさすがに顔をこわばらせました。
焦り始めたユキさんに追い打ちをかけるように、リョウくんが「ルカさん、めっちゃショック受けてたよ。」と真顔で言いました。

さらにギクリとした顔で「え??リョウ聞いてたの?」と言うユキさんに「姉ちゃんも聞いてた。」とリョウくんが言うと、「私、マユちゃんに顔向けできない。ママのことほんとに恥ずかしい。最低だよ・・・」と、ルカさんの娘マユちゃんのことも気づかってサクラちゃんが言いました。

家族全員に否定的なことを言われたユキさんは、「何よ、みんなそんな真剣になって」と孤立してしまいました。

BBQを切り上げて、帰って来た私たち。家に着くとすぐにユウトが「ルカ、ごめん」と謝ってきたので「何に対して?」と聞くと、ユウトは言葉を詰まらせました。

私は今まで言葉にしなかった気持ちをユウトに打ち明けました。
「ユキさんに初めて会った時から、ユキさんのユウトに対する態度とかはずっと気になってた・・・。幼馴染だからなのかなって思ってたけど。」そこまで言うと、ユキさんが私に言った『それなりに理由があるってこと覚えておいてね』ということばが頭を駆け巡りました。

するとユウトも「言おうか悩んだんだけど、過去の自分を無かったことにしたくて。それに言ったらルカに嫌われるかもしれないって思って言い出せなかった・・・。」と、打ち明けました。
夫アサヒさんには「無理」、子ども達には「恥ずかしい」と言われたユキさん。さすがに失言を反省して欲しいところですが、みんなの方が神経質だと意固地になってしまいました。夫婦だからといって過去の全てを伝えなくてもよい場合もあるのかなと考えさせられます。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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