[7]義姉が嫌い|勝ち誇るために人の心を踏みにじる性格「無理」夫に言われて顔色を変える義姉

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前回のお話

夫ユウトさんの兄夫婦アサヒさんとユキさんは幼馴染なので、ユキさんはユウトさんのことも学生時代からよく知っている間柄です。とはいえ、ユウトさんの妻ルカさんにマウントを取るかのように、ユウトさんのことを自分のもののように言ったり馴れ馴れしい態度をとるユキさんにルカさんはモヤモヤしていました。ある日2家族一緒にBBQに出掛けましたが、そこでもユキさんはいつものようにユウトさんとの親しさをルカさんに見せつけてきました。それだけではなく、ユウトさんは高校生くらいまで自分の事が好きだった、更にはユウトさんの初めての相手は自分だとデリカシーの無いことを次々にルカさんに伝え、ユキさんの娘サクラちゃんやリョウくんが聞いているとも知らず、ルカさんにさらに「ユウトが私に優しいのは幼馴染ってだけじゃなくて、それなりに理由があるってこと覚えておいてね」と言い放ったのでした。耐えきれなくなったルカさんはもう帰りたいとユウトさんに伝え、無神経なユキさんの発言を夫のアサヒさんもさすがに怒って責めますが、全く悪びれないユキさんです。

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家族みんなに責められる義姉

ユキさんに散々無神経なことを言われたルカさんの様子が明らかにおかしいと気づいたユウトさんは、心配してルカさんを気遣いました。ユキさんがルカさんに伝えた「初恋の話」は夫アサヒさんも娘サクラちゃん、息子リョウくんにも気持ちの良い話ではなく、指摘されても悪びれないユキさんにアサヒさんも激怒しました。

BBQは最悪なかたちでお開きとなり、私たちはその場を後にしました。

ルカさんたちが帰り、残されたアサヒさん一家。
怒るみんなが神経質になりすぎだし、雰囲気が悪くなったことをルカさんのせいにして「だから陰キャの子って嫌」と憤慨するユキさんに対して、アサヒさんは「ユキ、それ本気で言ってる?」と真顔で聞き、サクラちゃんとリョウくんも、「ママ・・・」とドン引き。それでも「何が?」と悪びれないユキさんです。

ユキさんの態度が耐えられないと言った様子で、アサヒさんが「ルカちゃんにユウトが初めての・・・とかわざわざ言う必要あったのかって聞いてんだよ」と声を荒げました。

それでもユキさんは「だって、事実じゃん。何が悪いのよ?」と本当に分かっていない様子です。「事実だからってわざわざ必要のないことまで言うのは暴力と同じだよ?」とアサヒさんが説明しても、無言です。

とうとうアサヒさんは「俺、ユキノそういうところ無理かも」と呆れたように言い放ちました。夫の言葉を聞いてようやく顔色が変わったユキさん。「・・・は?」と焦り出しました。「自分が勝ち誇るために人の心を踏みにじる性格だよ。」と、アサヒさんはもう一度、ハッキリと言いました。

事実だからといって、話して良いことと悪いこと、話す場所やタイミング、そして相手など、配慮するべきことがたくさんありますよね。確かに昔のことですし、笑って聞き流せる人もいるとは思いますが、ルカさんのように、耐えきれなくなってしまう人もいますよね。ユキさんはようやく自分がしたことの影響に気付いたようです。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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