[5]義姉が嫌い|仲良くしたいとは思えない。子ども達が聞いているとも知らず夫との秘密を強調してマウントを取る義姉

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前回のお話

夫ユウトさんの兄アサヒさんの妻であるユキさんは、ユウトさんの妻ルカさんに対していつも『ユウトさんは私のもの』とでもいうような、幼馴染とはいえ度が過ぎるほどの馴れ馴れしい態度のため、ルカさんは辟易していました。ある日、2家族一緒にBBQをしていたところ、ユキさんは「ユウトって優しいでしょ」と、またルカさんにマウントを取ってきました。そしてユウトさんが高校生くらいまで自分のことを好きだったとか、ユウトさんの初めての相手は自分だとか、ルカさんにとって聞かされる必要のない話を「昔のことだから」「隠す事じゃないから」と、アサヒさんや娘が止めるのも聞かずに話すのでした。

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夫が妻に隠し事をしているとにおわす義姉

私に話すか迷ったけれど、これから長い付き合いになるからという前置きでユウトの初めての相手が自分だったと伝えてきたユキさん。ついさっき「気を悪くさせたならごめんね」と言った舌も乾かないうちに!

「それを今、私に話す必要ってあるんですか?」私は愛想笑いをやめて、真顔で聞きました。するとユキさんは「ん?ルカちゃんと仲良くしたいから」と意味不明な返事をしました。

ユキさんは隠し事はしたくない、私と仲良くしたいというけれど、私の夫の初めての相手がユキさんだってことを、わざわざ私に言って仲良くなれると思うのかな?意味が分からない私を前に、ユキさんは「ユウト秘密にしてたんだー。知られても今の関係は変わらないし、これからユウトとどうこうなるわけじゃないのにね~」と、含みのある言い方を続けました。確かにユウトと私は夫婦で、今さら初めての相手を知ったところで波風は経たないし、ユウトがユキさんのことを今でも好きだとか、これからどうなるなんて微塵も思わないけれど、ユキさんが私に話す意図がわかりません。

「ユウトったら今さら隠しても過去は変わらないのに」と、また勝ち誇った笑み。そして、「ユウトが私に優しくするのは幼馴染ってだけじゃなくて、それなりに理由があるってこと覚えておいてね。」と言いました。本当に仲良くする気があるのでしょうか。

意気揚々と話すユキさんに言いたいことはありましたがグッとこらえて、私は無言のままみんなのいるテーブルに戻りました。

実はこの時、ユキさんの娘サクラちゃんと、息子リョウくんが2人の話を聞いていました。
「姉ちゃん・・・これ、聞いちゃダメだったやつだよね」と深刻な顔でサクラちゃんに言うリョウくん。サクラちゃんは自分の母親の様子を目の当たりにして震えながら「最悪・・・ママ、最低・・・」と呟いていました。

ユウトさんがユキさんに優しい理由を「幼馴染ってだけじゃなくて、それなりに理由があるってこと覚えておいてね」というのはマウント意外にないような気がしますが、本当にルカさと仲良くするつもりがあるのか疑問に思ってしまいます。自分のお母さんがそんな話をしているところをサクラちゃんもリョウくんも見たくなかったですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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