みんなのお世話はもうしない

私のこと、何だと思っているんだろう。子ども達を塾へ行かせるタイミングで「外で働くなら家事は完璧でなくていいけど少しくらいはして」「甘えてないで塾代くらい稼いで」などと口々に勝手なことを言った義母と夫を目の当たりにして、私は吹っ切れた気持ちになりました。
すぐに仕事を探し初めてハウスクリーニングのパートが決まり、平日4日と土曜日に働くことになりました。

仕事が決まった私は、もうみんなの言いなりでお世話や雑用なんてしないと心に決めました。それからはいつものように義母に「私の洗濯物が洗われてないんだけど?」と私ができていないような言い方をされても「ホントですね~。じゃ、いってきまーす」と笑顔で仕事に出かけるようになりました。

仕事が終わった義姉から『今から帰るけど今日は先にお風呂に入りたいのでよろしく!』とメッセージを受け取っても、『すみませーん、私、明日仕事なのでご自分でお願いします!』と即返信。これまで「うちに寄生しているだけなんだから」とお手伝いさんのように扱われてきたけれど、仕事を始めた私はもう言いなりなんてなりません。

義父母や義姉のお手伝いさんになるのを止めたことに加え、掃除も必要最低限のことしかしなくなったので、当然、徐々に家の中の汚れが目立つようになると、気になりだした義父が1日中家に居る義母に文句を言うようになりました。

私がこれまで押し付けられていた義家族たちの自分勝手な世話や雑用を止めてしばらくすると、ユウタが「最近手を抜きすぎじゃない?」と苦言を呈しました。やるべきことまで放り出しているわけではなく、家事、育児、仕事をこなしている私。「えっ?」と振り返ると、不満を顔中に現したユウタが立っていました。
「甘えていないで塾代くらい稼いで」と言われたカエデさんが、働きだしたらそれまでのように家事はできなくなると言うと「少しくらいは目を瞑る」と、何もしないくせに上から目線で言っていたユウタさん。今度は働きだしたカエデさんに家事ができていないと文句を言い出すなんて本当に自分勝手ですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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「完璧じゃなくても少しは目を瞑るから、甘えてないで家事くらいやって」と言ってやりましょう。
カエデちゃん頑張れ!
パートから正社員になって、義実家と早くサヨナラできるといいね。
嫁を無償の家政婦扱いして、やりたい放題だった人達がどんどん困りますように。