妻の「わかった」の言葉に大喜びの夫

「話しがある」と伝えて自宅に戻ると、何を勘違いしたのか、ナオヤは上機嫌で注文住宅のカタログを広げ始めました。私が「家を建てる気も同居する気もないよ」と冷めた口調できっぱり伝えると、ナオヤは大きな溜息をつきながら「我慢の限界だ。これは出したくなかったけど・・」と言ってカバンから離婚届を取り出したのです。ナオヤの欄はすでに記入済みでした。「本気なの?」と聞くと、「シノブがいつまでも変わらないなら、こういうことも考えてしまう」と言ったナオヤ。この離婚届は私に言うことを聞かせるための脅しなのだろうとすぐにわかりました。
差し出された離婚届を受け取った私が「わかった。ナオヤの考えはわかったよ」と答えると、「わかってくれたの??」とナオヤの顔がパッと明るくなりました。

ナオヤはすぐに義両親に連絡をしたようで、週末に義両親と義姉が我が家へやって来ました。「シノブさん、やっとわかったのか」、「ようやく嫁の自覚が出てきたのね、よかったわ」と満足気な義両親と、「もー、待ちきれなかった!」と文句を言いながら部屋に入ってくる義姉。

義家族とナオヤは、腰を下ろすや否や注文住宅のカタログを広げて口々に自分たちの希望を話し出しました。ナオヤが「キッチンは2つにして、二世帯にするのがいいかな・・」と言うと「そのほうがいいんじゃない?あと、2階にも、お風呂つけてほしいな。私、気兼ねなく入りたいし」と義姉が言い、「ジャグジーとかもいいわね」と義母が意見を出します。義父も「わしの部屋は畳にしてくれ」としっかり要望を出していました。

どんな家にするかで盛り上がる4人を冷めた目で見ながら、背後から「やっぱり親孝行ってとても大切なことだね」とナオヤに話しかけると、ナオヤは義家族との話し合いに夢中で私の方を見もせず「だよね~」と答えました。私は「私、これから実家に戻るね」

「お母さんや弁護士さんと、話し合わなきゃいけないし。来週には戻るから。ナオヤさんたちはお好きにどうぞ」と淡々と伝えると玄関に向かいました。ナオヤは住宅カタログを見たまま、やはり振り向きもせず「遺産の協議とか、いろいろあるもんな。お義母さんによろしく伝えておいて」と軽い感じで返事をしただけでした。まぁ、私は伝えるべきことはしっかり伝えたので、あとは家族水入らずで楽しくやってくれればいいと思います。
シノブさんの「わかった」という言葉を受けて、新居の話で盛り上がる義家族とナオヤさん。シノブさんにお金を出してもらおうとしている割には誰もシノブさんの要望を聞かず、自分たちの要望ばかりで呆れてしまいますね。でも、こうやってあれこれと希望を出しているときが一番楽しいですよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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やったー、離婚届ゲットーこれで向こうの都合で離婚成立。
役所にレッツラゴー
ハイエナファミリーとも永遠にさようならー
早く先の話を読みたいよぉ〜