[6]義母からの手紙|嫁を忘れ何もできなくなる前に伝えたい気持ち。義母の言葉に涙が止まらない

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前回のお話

シンゴさんの妻であるカスミさんが、介護施設に入居した義母トミさんから受け取った手紙には、カスミさんと初めて会った時からのことが書かれていました。結婚、出産、そして子育てと意見の食い違いがありながらも、しっかり自分の意見を伝えて向き合うカスミさんに感謝する義母は、そのうち物忘れがひどくなってボヤ騒ぎを起こしてしまったり、そのうち何ができないのかもわからなくなってしまうようになったのでした。

1話目から読む

義母からの手紙[6]「何も分からなくなる前に伝えたい」義母の気持ち

義母からの手紙には、自身の物忘れがどんどんひどくなることについても書かれていました。
「だんだんとできないことが多くなり、みんなに迷惑をかけていると思うと、自分が情けなくて仕方ありません」
「カスミさん、ごめんなさい。これからも、自分が分からないうちにあなたに迷惑をかけてしまうかもしれない。あなたのことを忘れてしまうかもしれない」

「だから、何も分からなくなってしまう前に、どうしてもあなたに伝えたいことを手紙にしました。私は、あなたにとっていいお義母さんになれなかったかもしれない。でも、カスミさんがシンゴの奥さんになってくれて、私は本当に嬉しかった」

「優しくて、賢くて、いつでも私とシンゴに寄り添ってくれました」
「カスミさん、ありがとう」

「あなたと・・・出会えて、本当に・・よかった・・・です」
義母からの手紙を読んで、「こんな手紙をもらうなんて・・」とカスミさんは涙が溢れてきました。

「・・・っ、お義母さん・・・」


義母の心のこもった長い長い手紙を読んで、カスミさんは長い間、とめどなく流れる涙を止めることができませんでした。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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