眠るように逝ってしまった義母

義母と遺産の話を終え、リビングに戻ってきた義姉たち。すると、あろうことか、自分たちと吉雄さんの取り分まで勝手に決め、上機嫌で帰っていきました。義母と過ごせる時間は残り少ないというのに、遺産の話をしたらさっさと帰っていく2人。その姿を見て、何とも言えない気持ちになりました。
その後、義姉たちは一度も義母に会いに来ることはありませんでした。そしてひと月後、義母は眠るように息を引き取りました。笑顔の遺影を見るだけで涙が止まりません。

葬儀が終わった後、「あぁ、疲れた。お葬式も大変ね」と吉子さんが首に手を当てながら歩いてきました。それを見た娘のひろみちゃんは「お母さん何もしてないでしょ。吉雄おじさんも静江おばさんも、喪主の仕事に弔問客への挨拶とかめっちゃ忙しそうだったのに・・・吉美おばちゃんと座って話してただけじゃん」と呆れたように言います。すると吉子さんは「生意気ね!姉妹で実母の死を悲しんでたのよ、悪い?嫁とは悲しみの度合いが違うんだから」と、ムキになって言い返しました。

ひろみちゃんは私たちに駆け寄ると、「静江おばちゃん今までありがとうございました。おばちゃんが連絡くれたから、最期に私たちもおばあちゃんに会えました」と言ってくれました。「こちらこそ、ひろみちゃんとご家族が来てくれて、ヒロトくんの顔も見れて、お義母さんもすごくうれしそうだったわ」そう返すと、ひろみちゃんは「静江おばちゃんと一緒で、おばあちゃん本当に幸せだったと思います」と、優しい言葉をかけてくれました。

すると、それを聞いた義姉たちは、「ひろみはひ孫の顔を見せられてほんと祖母孝行よね~、お母さんもうれしかったと思うわ」「それがいちばんよね」と、結婚していない涼子に向けて言いました。それを聞いたひろみちゃんは、「はぁ?涼子ちゃんは介護も手伝ってたし、ダントツで祖母孝行したに決まってんでしょ」と、涼子をかばってくれました。

涼子は涙目になりながら、「ありがとう。でも私もおばあちゃんにひ孫を抱っこさせてあげたかった。花嫁姿も見せたかったな・・・」と言いました。涼子にとって唯一の心残りを、この場で責めるようなことをするなんて信じられません。
義母とお別れする最期の機会だというのに、涼子さんにまで嫌味を言ってくるなんて、信じられません。ひろみさんがかばってくれたのでまだよかったですが、本当はここから追い出したいくらいです。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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