[37]夫のお金は義母管理|自分のお金は中学生から自分で管理。会社の人の反応で自分の異常に気付いた夫

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前回のお話

お金のお管理は全て母親に任せているコウタさん。社会人になり、結婚し、そしてもうすぐ子どもが生まれる独立した大人となった今でも、給料は全て母親に渡してお小遣いを受け取り、貯金額も把握していません。そんなコウタさんに愕然とした妻アヤカさんは、自分たち夫婦のお金の使い方に逐一文句を言ってきて「私に相談していれば」と言う義母にもうんざりしていました。息子のお金の管理を絶対に譲りたくない義母の言いなりになって、引き続きお金を義母に渡すコウタさんに呆れ、アヤカさんは実家に帰ってしまいました。妻がすごく怒っていることは理解するものの、理由がわからないコウタさんはオロオロするばかり。そんなある日、コウタさんは社内で新人社員のハルト君や、先輩のかがみさんのお子さんのお金の管理について聞いてみると、みんな社会人になったら自分でしっかり管理していることを知り驚きました。

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会社の人にとってお金の管理は夫か妻の二択

新入社員であるハルト君にコウタさんがお金の管理についてそれとなく聞いたところ、当然のように「自分で」と答えられて焦っていると、素直なハルト君はばつが悪そうなコウタさんに気付かず「みんなにも聞いて見ましょう」と、さっそくベテラン社員のかがみさんにも聞きに行きました。

「かがみさんってお金の管理はどうしてますか~?」と何の悪気も無くいきなりストレートに聞いてしまうのがハルト君。「急になに?」とけげんな顔をされてしまいました。

お金のことをいきなり聞かれたかがみさんは「そういうのをいきなり聞くのは失礼よ~」といつものようにハルトさんに優しくもハッキリ指導しました。「あっスミマセン」とすぐに謝るのもハルト君の良いところです。コウタさんはすかさず「もうハルト君、急に質問するなよー」と先輩風を吹かせて会話に入りました。「かがみさん、申し訳ないです。」という笑顔は少しぎこちないコウタさんです。

「コウタさんがみんなお金の管理どうしてるかな~って知りたがってたので」と、素直なハルト君らしくズバッと言われ内心では焦りと恥ずかしさでいっぱいのコウタさんに、かがみさんは「コウタ君は奥さんが管理しているの?」とたずねました。

「あっいや・・・」と慌てて否定したので「うあ、コウタ君が管理?」とかがみさん。まさか母親に管理してもらっているという選択などないようです。
「あっ、ええ、まぁ、お互いの生活費を出し合って、それ以外は自由な感じで」と当たり障りなく答えたコウタさん。

コウタさん夫妻のお金の管理の仕方を聞き、「ん?それのどこに問題があるの?よくある感じよね~。」と不思議に思ったかがみさんに、コウタさんは「そこは特に問題は無くて・・・。かがみさんって、お子さんのお金の管理はいつまでしていましたか?」と聞いてみました。

既に社会人になっているかがみさんのお子さんたちが自分たちでお金の管理をしていることが当然と考えているかがみさんは、まさかそこを聞かれているとは思わず、お子さんたちが子どもの頃の話を「お年玉やお小遣いは中学生から本人にさせてたかな~」と答えました。中学生と聞いてさらに焦ったコウタさん。思わず「え!?中学生から!?」と驚きが声に出てしまいました。

コウタさんは、まさか結婚してもうすぐ子どもも生まれ、会社でも後輩がいる立場の自分が未だに母親に全てのお金の管理をしてもらっているとは堂々と言える雰囲気でないことにようやく気付いたようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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