義母のやることなすことのツケが全て嫁に

生後6か月のあかりを連れ、勝手に連れてこられたのは義実家ではなく、山奥のホテル。ランチしてそのまま1泊するプランをサプライズで用意していた義母は、ホテルに到着すると、サプライズ成功とばかりにとっても嬉しそう。すると義母が私に「ミサさん、あかりちゃん見ててあげるから温泉入ってらっしゃい!遠慮しないでぇ。ほらほら~」と言ってくれたものの、月のもので入れず。丁重に断ると「最初から言ってくれたら予定調整したのに~」と何も言わずに連れて来たにもかかわらず、シレっとそう言う義母を見て「悪気はない・・悪気はない・・」と呪文のように唱えて怒りを鎮め、部屋に運んでくれるという食事の時間まで寛ぐことになりました。
それから時間が経ち、まだ運ばれて来ない食事にヤキモキしだした義母。
「変ねぇ~・・もうそろそろお食事が運ばれてもいい頃なんだけど・・」と呟くと、

「もしもし?〇号室のお部屋なんですけど、お食事っていつ頃持ってきてくださいます?」義母がフロントに電話してたずねると、「え!?あ、はい。はい・・分かりました」と途端に静かな口調に。

何事かと思い、義父が「どうしたんだ?」とたずねると、「それが・・間違えて10階のレストランを予約してしまったみたいなの。変更できないんですってぇ」と言う義母に、

「どうして確認しなかったんだ。本当にお前は・・」義父の言葉も聞かず、「ミサさん、ごめんなさいねぇ~」と謝る義母に、「あっ・・いえ・・」と答えたものの、何だか一気に疲れが押し寄せました。

すると、「どうしようもないことを言ってても仕方ないし、レストランに行こう。ランチの時みたいにベビーカーで行けば大丈夫だよ」とヨシオが言い、レストランに行くことに。

「私、オムツ変えてから行きますね!」と声を掛けるも、「お腹すいたー」「ねぇ~」「和食もあるけど、洋食がおいしいのよー」みんなそれぞれ好きなことを言いながら、私の言葉も完全スルーでとっととレストランに行ってしまいました。
突然温泉に入ってきてと義母に言われても、月のもので入れなかったミサさん。食事は部屋に運んでもらうと聞いて、静かに部屋で待っていてもなかなか運ばれて来ず、義母がフロントに確認すると、予約は部屋ではなく10階のレストランだと知って一気に疲れが・・(汗)急いであかりちゃんのオムツを替え、レストランに行く準備をしようとするも、義父母とヨシオさんはミサさんの声に気づかず、とっととレストランに行ってしまったのでした。
どんな状況でもミサさんにツケが回ってきてしまい、悪気がないとはいえ義母の配慮のなさを感じざるを得ませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi