前回のお話
結婚する時に義母に言われるがまま仕事を辞め、夫ユウタさんが長男だからと言う理由で義両親と義姉が住む義実家に入った妻カエデさん。授かり婚に「騙された」と言い放った義母を始め、義家族はみな専業主婦を「寄生しているだけ」と見下し、全ての家事と雑用をカエデさんにさせてお手伝いさんのように扱っていました。ところが長女フウカちゃんが小学校に上がるタイミングで、弟のジュンくんも一緒に塾に通わせることになると、義母とユウタさんは「甘えてないでそろそろ働けば？」と勝手なことをカエデさんに言うのでした。平日４日と土曜日の仕事が見つかったカエデさんは、もう家族の世話はしないと心に決めて、いつものように家事や雑用を命じてくる義家族たちに「仕事があるから」と断るようになりました。カエデさんが必要最低限の家事しかしなくなってくると、家の中は汚れが目立ってくるようになりました。義父が怒ると義母は「カエデさんがやらないから」と言い、ユウタさんはカエデさんに「手を抜きすぎ」と言うのでした。
義家族と完全同居［１０－１］土曜日は妻に仕事をしてほしくない夫
最近カエデさんが家事に手を抜きすぎだと指摘するユウタさんは、「家のことができないなら働くのやめなよ」と言いました。甘えてないで働けと言ったことはもう忘れてしまっているのでしょうか。カエデさんが、働いたらそれまでのように家事はできないと宣言した時には、「それくらいは目を瞑る」と言っていたのに。（ほんと、この家の人ってみんな自分勝手）と心の中でつぶやき、カエデさんはため息が出てしまいました。
「でも子どもたちの習い事はどうするの？今すごく楽しんで行ってるよ？」とカエデさんに言われたユウタさんは、「でも土曜日くらい俺もゆっくりしたいんだよ」と自分の事しか考えていませんでした。
カエデさんは、自分が楽をしたいだけで発言するユウタさんに呆れつつ、「でももうシフトが決まってるし・・・急に辞めるなんてそんな無責任なことしたくない」と突き放しました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：まりお
９歳男児６歳女児の２児の母です。
