お風呂の椅子が勝手に動く?!妖怪?幽霊??我が家におこった怪奇現象の正体

B!

みなさんのおうちでは、どのような順序で入浴していますか?
我が家では、ほぼ
………20時ごろから入る………
① 長男(さっと入ってさっと出る。所要時間5分弱)
② 長女(割と長風呂。下手すると30分以上入っていることも……)
※①②は入れ替わるときも多い
………23時以降から入る……
③ 主人(両極端。シャワーだけの時は早いし、本を持ち込むときはかなり長い)
④ 私(めっちゃ長湯をして、最後にざっと片付けしながら出る)
こんな感じで入っています。

私は最後に入るせいか、気づくことがなかったのですが。
我が家の浴室で、どうやら不思議な現象が起きていたようで……。




「なんで浴室の椅子が反対向いてるか、知ってる?」
ある日、お風呂から上がった主人から、思いがけない一言。
「お風呂の椅子が反対ってどういうこと?」
彼曰く、通常シャワーの方を向いている椅子が、ここのところシャワーに背を向けた状態で置かれていることが多いとのこと。
我が家のシャワーヘッドはかけるところが高いところと低いところ、2カ所あるのですが。
通常は低い方に取り付けられていて、シャンプーを流すときなど、椅子に座ったままシャワーを使うことが多いのです。
そのため、椅子はいつもシャワーの方を向いているものだと思っていました。
「私が入るときはいつもちゃんと向いてるけど?」
「それは、オレがそう使ってるからでしょ」
あ、そりゃそうか。
じゃあ、椅子を反対にしているのは子どものどっちかかな?
「じゃあ、明日子どもに聞いてみとくね」

翌日。
2人に椅子について聞いてみると。
「たまに反対向きになってるときもあるけど、原因は知らない」
という、2人とも似た感じの答え。
……じゃあ、椅子を反対にしているのは、誰?
頭の中に、ゲゲゲの鬼太郎にも出てくる、妖怪アカナメが頭に浮かんできました。
(うちのお風呂場なら、かなりナメ甲斐ありそう……)
「2人とも知らないの? じゃあ、ユーレイとかお化けの仕業かな(笑)」
ふざけて言うと、
「やめてよ! そういうこと言わないで」
と、語気を強める長女。
ちょっと怯えてる……?

実は、彼女は小さいとき、
「あそこにひかりのたまがとんでる~」
「しろいもやもやがういてる~」
とか言い出すタイプだったんですよね。
今、その当時のことを聞くと
「あれは冗談だったから気にしないで」
と、全然話してくれないので、ちょっと気になっていたり……。
「椅子のこと、ほんとに知らない?」
再度彼女に聞いても。
「知らない。何度も聞かないで!」
と、取り付く島もない感じ。
まさか、長女には何か見えてる??
うちに、何かいるんでしょうか???

超!怖がりな主人に「ユーレイかも」というとデメリットしかなさそうなので、主人には
「子どもがいい加減に使うから、向きがバラバラになってるんじゃない?」
とごまかすことにしました。
とはいっても、私自身は相変わらず『椅子が反対になる現象』に遭遇することもなく。
長男はもともと気にもしてないみたいだし、主人も慣れてしまったのか、我が家でその話題が出ることも無くなっていきました。




ところが。
先日、主人と長男が公園で汗だくになったため、夕方シャワーを浴び、頭から何からキレイに洗った後だったので、夜入浴するのは私と長女だけに。
そして、長女が出た後すぐに浴室に向かうと。
なんと、椅子が反対を向いていたのです!!
主人からの申告通り、キレイに反対を向いています。

『ゆ、ユーレイ!!!』
……と思うわけもなく。
このタイミングなら、長女しかいないじゃん。
「長女、お風呂場集合」
おずおずと戻ってきた長女。
「……椅子、反対にしてるのキミでしょ」
と聞くと、コクリとうなずく彼女。
やっぱりね!!
理由を聞いてみると。
怖い話をネットで見て、ユーレイが怖くなった。
シャンプーをしている時が特に怖くて、鏡を見るのが嫌だったので、洗ってから流すまで、ずっと後ろを向いていた。
パパが気にしだしてからは、椅子をもどすようにしてたけど、今日は忘れてしまった。
とのこと。

だ、脱力……。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、とはいったものですね。
「だったらさ、なんで最初に聞いたときに『知らない』ってこたえたの?」
「だって、○ちゃん(長男のこと)に、『ユーレイ怖がってる』なんて、絶対知られたくなかったし!」
「な、なるほど」
これで我が家におこった怪奇現象(?)の謎は解明されましたが。
長女の「長男には知られたくない」「できればパパにも言いたくない」との気持ちを汲み、2人の中でとどめておくことにしました。

確かに、子どもの頃はシャンプー中の背後って、無防備感丸出しのせいか、ぞわぞわしましたよね。
昔のTV番組の「あなたの知らない世界」「世にも奇妙な物語」「アンビリバボーの心霊写真特集」とかを見た後や。
「だるまさんがころんだ」の怖い話を聞いた後は、一人でお風呂に入るのが嫌で、妹と一緒に入ってたなぁ……。
今度、映画「仄暗い水の底から」でも一緒に見ようかなと思ってしまう、ちょっとイジワルな母でした(絶対断られるけど……)。

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