息子のタクくんに、毎日遊びに行くほど仲の良い友達ができたのだと思っていた翠さんは、実はタクくんがその子の家でひとりでゲームをしていたのだと知りショックを受けました。タクくんはゲームをしていたことを怒らると思い、内緒にしていたのです。
小学生のゲームトラブル[6]ゲームにしか興味がないのかな?思いが駆け巡る
ほとんど毎日友達の家へ行っては ひとりでゲームをしていたタクくん・・・。
そんな事には全く気付かず、嬉しそうに出かける息子を見送り、家では宿題をちゃんとやっていることに安心していた翠さんの脳裏には色んな思いが駆け巡りました。
おばあちゃんの家ではゲームに熱中しすぎて、四六時中ゲームをやりたいと泣き、食事や寝る時間も惜しんで「ゲーム、ゲーム」と言っていたタクくん。
その様子を見て心配になった翠さんは自宅ではゲーム機を買わないことに決めました。するとタクくんは文句も言わず、ゲームの話もしないし宿題は毎日ちゃんとやっていたので、ゲームを買わない選択は正解だったと翠さんは安心していました。
いったい家ではどんな気持ちで過ごしていたんだろう。
「一緒にパズルする?」などと誘った時、「うーうん、俺はいい。」と言いながら、内心では「ゲームしたいなぁ・・・」と思っていたのかもしれない。
お友達の事はどう思っているんだろう?
友達に「あそぼ!」と言ってもらえても「この子の家でゲームができる!」という風に思っていたらどうしよう・・・
実はゲームにしか興味がないのかしら?
そして、翠さんは一つの結論に達します。
「そんな風になったのは・・・私のせいだよね?」
翠さんは、タクくんと向き合ってしっかり話し合うことにしました。
[7]に続きます。
「小学生のゲームトラブル」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本・編集]ママ広場編集部 [編集・作画]めめ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母