めちゃくちゃにされてしまったメモ帳の代用として学童代表の畑山さんが娘ちゃんに用意してくれたのは、7年前の夏祭りの景品の余りであることがわかる紙がついたままのメモ帳でした。あまりに誠意の感じられない対応にモヤモヤした赤井ふみさんは学童の実田先生に電話でこのことを報告。実田先生は平謝りで「畑山には必ず伝えて謝罪させるようにします」と言っていましたが・・・。
ムスメが学童でトラブルに巻き込まれたお話46
学童の実田先生に畑山さんから受け取ったメモ帳の件を伝えてから一週間が経ちました。
「あれから一週間・・・畑山さんからは連絡って一切なかったな・・・
どうなってんのよ・・・」
疑心暗鬼に駆られた赤井ふみさんは、つい娘ちゃんにこんなことを言ってしまいました。
「あのさ・・・さくらんぼ(学童)って行きたい?
あんなに色々ひどいことあったし、先生からも誠意は感じない。
ママ、そんなとこにキミを行かせるの不安になってきたんよ!」
すると・・・
「えーやだ!!さくらんぼは友達いっぱいいるし、
先生たちも皆私はすきだ!!やめたくないっ!!」
娘ちゃんの返答は赤井ふみさんには意外なものでした。
色々あったけれど、米田先生が「先生が同じことを繰り返さないように頑張るから!」と
言ってくれたからメモ帳のことで悲しくなった気持ちが消えた・・・
そう話した娘ちゃんの言葉を聞き、以前「もういいよ」と言った娘ちゃんの言葉は
諦めたのではなく米田先生を信頼し安心したから出た言葉だったのだと感じた赤井ふみさん。
さらに娘ちゃんはこんなことも言いました。
「あとね、わかったの。どんな小さいもんでもいたずらされたら悲しい気持ちになる。
必要ないものは学童に持っていかない。
あとね、悪い事してもそれが悪いと思わなかったり、ごめんなさいって謝ったり
できない人もいるってことわかったよ」
「へぇ・・・なるほどね・・・!」
辛かったことを学びにできている娘ちゃんに赤井ふみさんは感心しました。
[47]につづきます。
赤井ふみ
のんびり屋の私と元気いっぱいのムスメ、時々オトンで送る生活で起こったことやわたしの体験談を絵にしています。
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娘ちゃん、なんて立派なのでしょう!辛い経験からたくさんのことを学んでいたのですね。もう二度と娘ちゃんが学童で辛い思いをしないことを願います・・・。
[ママ広場編集部]