前回の話
不正出血のあった日の翌日、すぐに婦人科で診てもらうことにしたマキノさん、赤ちゃんは無事だとわかりホッとしたものの、無理はせず少量の出血があれば安静にするようにと言われ、もっと気をつけなければと気を引き締めたのですが、それから何回か出血を繰り返し思い通りに動けない日々が続いて・・
二人目妊娠中時の心配事 4)繰り返される不正出血
「んん~」
通院したかかりつけの婦人科医で
「結構、出血の頻度高いですね・・」
と先生に言われたマキノさん、
「内診では、血も止まっていて異常はないですが、とにかく無理はしないで・・お子さんの抱っこも控えてください。
・・上のお子さん、小さくて大変かと思いますが、周りを頼って、無理して動かないようにしてくださいね」
「はい・・」
「ありがとうございます・・」
先生にそう言われ返事をしたのですが、
妊娠5ヶ月の頃から、何回か不正出血を繰り返し、その度安静になることが続きました。
外出が長かったせい?冷房で体を冷やしすぎた?血を見るたび自分の行動を反省し、自分の足らない配慮をお腹の子どもに詫びていました。
そして同時に・・
横になりながら、上の子との最後の2人の時間を思うように過ごせず、
くうちゃんを1人で遊ばせてしまうことに罪悪感を感じるのでした。
「・・・」
「ママ!こっちきてぇ!」
「う~ん・・あっそうや!」
くうちゃんに呼ばれたものの
(お腹張ってるからもうちょっと寝転んでたい・・)
そう思ったマキノさんは、
「くうちゃん!ねこちゃんが呼んでるよ!」
そう言って、ねこのぬいぐるみを手に
「くうちゃん!くうちゃん!お友だちのみんな、連れてきてくれる?(裏声)」
と言うと、
「はあい!」
とお友だちを連れに走って行くくうちゃんの後ろ姿を眺めながら、
くうちゃんを優先し過ぎるとお腹の子が苦しくなるし、赤ちゃんを庇ってばかりいると、くうちゃんが寂しい思いをする。
どっちの命も優先しきれないのが歯がゆくて悔しい・・
そう思っていたマキノさんは
「・・・そうか」
くうちゃんとお腹の子ども。
2人育児ってもうはじまってるんだ・・。
とあらためて深く実感したのでした。
続きます
次の話
マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。
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くうちゃんとお腹にいる赤ちゃん・・たしかに、新しい命を授かった時から・・2人目育児ははじまっていると言えますよね。
[ママ広場編集部]