前回の話
産院を退院後、久々にくうちゃんのオムツ換えをしようとしてマキノさんは驚きます。新生児のへうくんは軽いので気付かなかったのですが、15キロのくうちゃんのおしりを持ち上げようとしてもお腹に力が入らず持ち上げられなかったのです。気合でオムツ換えをするマキノさんですが、実はこれが後々発生する体調不良の一因となるのでした・・・。
5)初めての家族4人の夜。なかなか寝ない子ども達・・。
退院後、初めての寝かしつけ。
「さあ、寝よか~」
布団を並べ、家族4人で初めての夜を迎えたマキノさん。
くうちゃんはパパと一緒の布団、パパの反対側の布団にはへうくんが寝て、パパはくうちゃんがへうくんの方へ行かないよう壁になっています。
(寝る部屋分けるとか色々考えたけど、まあ、とりあえず一回みんなで寝てみよう!)
若干の不安を感じつつ、布団に入ったマキノさん。
すると・・・
「ふぇ~ん」
いきなり泣き出すへうくん。
「ミルクちゃう!?」
へうくんが気になってがばっと起き上がるくうちゃん。
「ん~どうかな?さっきミルク飲んだから抱っこで寝かせてみるね」
マキノさんはミルクを提案してくれたくうちゃんにそう言ってへうくんを抱っこ。
「ふーん」
と納得したくうちゃんですが・・・
「・・・・・くうちゃんは寝てね」
へうくんの寝かしつけをじーっと見つめているくうちゃん。
くうちゃんに早く寝てほしいマキノさんですが・・・くうちゃんはへうくんが気になって寝ようとしません。
そうこうしていると、
「ふ、ふえええええええええええん」
くうちゃんの相手をしながら抱っこしているマキノさんに、真面目に抱っこしろ!と抗議するかのように激しく泣き出すへうくん。
「ミルクちゃう?」
やたらとミルクを飲ませたがるくうちゃん。どうやら食べ物ですべて解決すると思っているよう・・・。
「だから、さっき飲んだから」
マキノさんが再度説明しても・・・
「くうちゃんがつくってあげるね」
ミルクをあげたくて仕方ないくうちゃん。
「いらん・・・ってか、早く寝てーーー!」
泣き続けるへうくん、ミルクをあげたいくうちゃんとの格闘は続き・・・
「ふーーーやっと寝た」
なんとか二人を寝かしつけぐったりして寝室から出てきたマキノさんに
「遅かったね」
とお母さん。
お母さんの言葉にふと時計を見たマキノさんはビックリ!
「げ、11時・・・」
思っていたよりもかなり長く寝かしつけに時間がかかっていたことに驚くとともに、
「まじか・・・これからどうなるんや・・・」
先が思いやられてショックを受けるマキノさん。
「ま、一日目やからな!」
とお母さんに励まされ
「は・・・ははは・・・」
と力なく笑うマキノさん。
「そ、そやな・・・はじめてやもんな!」
「そうそう!」
こんな感じで始まった4人家族の生活。
不安はあるものの、あまり先のことを心配しすぎず、とりあえず1日1日を必死にこなしていこうと思うマキノさんでした。
続きます
マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。